大好きなクラシック音楽、本、美味しいお店、旅行などの記録です。
休日はソファの上でリラックス!
青空
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中庭のある家にしました。今日のような天気の良い日はテラスを全開にして青空を眺められるのが幸せです。
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休日は以前はソファでしたが、最近はリクライニングチェアに寝転んで本を読んだり、音楽を聴いたりしています。御徒町にあるスーパーディスカウントの多慶屋で買ったこのデンマーク製のチェアは快適、優れモノでお気に入りです。
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クリストファー・マクドゥーガル「BORN TO RUN走るために生まれた」
2010年12月05日 / 本
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これは驚異的な本、問題作です。
ボーントゥラン、走るために生まれたという書名を読むと、根っからの走り好きのランナーの話しかと思いきや、人間が二足歩行になった理由を突き詰めると弓矢の発見までの約200万年間、初期の人間が走って狩りをしていたことに行き当たる、つまり人間は持久走を得意とし走るために生まれてきた。
物語はランナーであるジャーナリストが、メキシコに住むタラウマラ族に関心を持つことから始まります。高機能シューズを履いて走っている我々が故障がちなのに、裸足あるいはスリッパ程度で何十キロと山岳地帯を走り回るタラウマラ族が平気なのはどうしてか。
タラウマラ族に同化してしまったブランコという奇人探しをきかっけにタラウマラ族の走りに関する記録、加えてアメリカにおけるウルトラランナーやウルトラレースの紹介、最後はブランコが主催したタラウマラ族の俊英とアメリカのウルトラランナーのレースまで。
その間に著者が調査してきた走りに関する科学、スポーツメーカーの取り組みが紹介、暴露されます。高機能シューズを履くことでどれだけ故障率が上がっているのか、つまり、人間は裸足で走ることで足の裏を強くすることができる。ヒールの厚い靴を履き、踵から入る走り方は間違いである。しかも、そのことをナイキをはじめとしたシューズメーカーはよく知っていること。
踵から入ることに疑問というか、漠然とした不自然さを感じていたこともありここでの表記には納得感があります。多くの大学教授、研究者の検証が紹介されていますが、反対意見もあるのではないかと思います。ランナーの宿命のようにかかえる足、膝の故障の原因が本当に高機能シューズの厚いヒールなどによるものなのか正直分かりません。ただ、裸足で前足を中心に着地していけば故障は減るという理論、主張にも納得できる点が多くあります。後は個人差もあるでしょうから自分の走りの中で実践、判断していきたいと思います。
それと本書のまとめでの人間は走るために生まれた理論。これについても諸説の中の一つなのかもしれませんが、これを検証するために実際に草食動物を走って追いかける猟を実行したこと、これを行っている部族がいまだにアフリカにいることを探し出したことなどは興味深いです。
高機能シューズが足に悪く裸足がいいこと、人間は走るために生まれ走るように進化してきたことは、これまでの常識を覆すことであり、とても刺激のある著書でした。
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羽海野チカ「3月のライオン 5」
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こちらも待望の「3月のライオン」最新刊です。今回は作者の前作「ハチミツとクローバー」風の若干甘ったるい内容が多めで少しどうかなあと思いながら読んでいたのですが途中から名人戦が始まり、バランスよい締まった展開になりました。最後は主人公の過去や懇意のひなちゃんへのイジメへの対応などメインテーマの片鱗、次回以降への含みも持たせて終わりました。結果としては満足の一冊です。
さて、現実の将棋界。竜王戦は第五局まで進みました。渡辺竜王の3勝2敗。羽生名人のまさかの2連敗でスタート、今回も一気かと思いきや羽生名人の巻き返し2勝、逆王手かと思ったら今度は渡辺竜王勝利。戦前の予想とことごとく逆の展開になっています。
横歩取り3局、矢倉1局、角交換腰掛銀1局となっています。横歩取りの急戦もハラハラ楽しいのですが、第2局の矢倉がよかったです。本格的にがっちり組み合ってのねじり合いは大一番という感じがします。個人的にはタイトル戦の中で一局は矢倉を見たいです。第五局から間隔も短くなってきます。最終的には第七局まで行くことを期待していますが、今回は予想が外れるので分かりません。
順位戦ではB級1組に陥落した佐藤九段が8勝1敗と独走、あと1勝で復帰確定です。佐藤九段にはA級がふさわしいのでうれしいです。A級では応援していた谷川九段が5連勝とはなりませんでした。谷川九段、森内九段、渡辺竜王が並走でこの3人のうちの誰かでしょうか。応援する棋士はいるのですが、結局、その時一番強い、調子のいい棋士しか羽生名人と互角に戦えないので最後は推移を見守りたいと思います。まさに「3月のライオン」の最終戦まで目が離せません。
NHK戦もベスト16で佳境に入ってきてこれからは実力者どおしの対戦が続きます。今日は郷田九段と豊島五段の対戦、ゴキゲン中飛車の急戦で先手郷田九段が79手で押し切りました。急戦は時間が余るので収録上感想戦が30分もありました。負けたのが若手とはいえテレビでこの長さは酷です。天国か地獄か、大変です。
最近は第一線にいた藤井九段、深浦九段、木村八段、鈴木八段が苦戦、山崎七段、松尾七段、阿久津七段、橋本七段ら中堅が一進一退、広瀬王位誕生、豊島五段、糸谷五段などの若手が好調維持で下剋上です。
女流では里見香奈が18歳で女流三冠となりました。男性プロも認める強さはあるのですがライバル不足が気になります。竹俣紅ちゃんという小学6年生が強くて話題になっています。女性初の奨励会からの四段(プロ)となることを期待したいです。
スポーツであれば事実上の体格面の男優位を認めたうえで男の部と女の部とを分けています。一方でそれ以外のジャンルでは男女平等・公平ということで同じ土俵での競争があります。将棋は後者で整理していますが今は男女の実力差のかなりある競技です(女流段位は通称との整理で将棋連盟はプロと認めていません)。今後どうしていくのがいいのか。どうすればいいんでしょうか。
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