大好きなクラシック音楽、本、美味しいお店、旅行などの記録です。
休日はソファの上でリラックス!
ザ・ドアーズ「L.A.ウーマン」
村上春樹の「雑文集」にあった文章に影響を受けて「ザ・ドアーズ」と「ストレンジ・デイズ」を聴きました。ザ・ドアーズはこれまでで最高のロックアルバムの一枚であることに感激しましたが、ストレンジ・デイズはマイルドでまだその価値を認識できなかったのでLAウーマンまで行っていませんでした。
僕にとってはLP『ザ・ドアーズ』を越えて戦慄的なレコードはなく、
『ストレンジ・デイズ』を越えて美しくシンプルなレコードはなく、
『LAウーマン』を越えて粗々しい優しさを秘めたレコードはない。
この連休用の楽しみでようやく「LAウーマン」を購入して聴いたところ、「ザ・ドアーズ」に近い衝撃を受けました。この第6作で遺作となったアルバムは、第1作同様にリズムとオルガンとボーカル、それにギターで構成されています。「ザ・ドアーズ」がロックなのに対してこの「LAウーマン」はブルース調ではありますが熱さは似通ったものを感じます。
ジェームス・ブラウンばりのソウルでファンキーな歌唱、ダミ声でのシャウト、突き抜けた感のある朗読調などどれも力強く深くて美しい。他のボーカリストからは聴かれない音楽です。
歌詞は夜のロサンジェルスの不穏な空気が煙たく気怠く匂い立って、どうにもならない閉塞感からの解放に憧れるイメージがどんどん膨らんでいくようです。「ザ・ドアーズ」同様に聴いていてどうしても「地獄の黙示録」の映像が頭に浮かんできます。
ビートルズ、ビーチボーイズ、ストーンズなどなど全ての歴史的なロック、ポップ音楽はずいぶん遅れて体験しているので大好きな音楽ではありますが歴史的意義も含めてその価値が十分に分かっていない面があるのは正直なところです。それでもこのザ・ドアーズの何枚かのアルバムの凄さはリアルに実感できます。時代的にちょうど良いのかデジタル・リマスターの効果が絶大であるのもあると思います。
よく耳にするカリスマという言葉ですがジム・モリスン、ザ・ドアーズを経験して初めてその意味が分かったような気がします。
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「なりこま家」(神奈川新町)
京急の神奈川新町駅近くで用事があったので一度食べてみたいと考えていた大分ラーメンの「たまがった」に行ってみたのですがお休みでした。ありゃと国道15号沿いを散策していた時に出くわしたのが「なりこま家」です。定食、牛丼というカラフルな看板類から特に気にも留めずに通り過ぎようとしたのですが店内の大衆食堂風な雰囲気とまだ11時すぎなのに満席に近い混み様にこれは旨そうだとピンときました。戻って店の前のメニューなどの張り紙を見るとハンバーグ、とんかつ、から揚げなどの定食が500円を中心にどれも安い。AMEMIYAが歌い出しそうな「横浜ウォーカーに載りました」切抜きがあるのはご愛嬌です。
店内のつくりは松屋などの牛丼・定食屋と同じようなカーブしたカウンターなのですが、使い込まれた昔からの設備です。厨房でおばちゃん3人がテキパキとジュージュー、ジャージャー料理していて、おじちゃんとおばちゃんが給仕を担当しています。まさに肉体労働者向けの大衆食堂です。うれしいなあ、こういう店。どこ以来でしょうか。惣菜が並べてあって自分で取ってきて食べるような・・・。ここは作り置きの惣菜はありませんし、お客さんも学生風、若いサラリーマン風が多くて、そんなディープな雰囲気はないのですが都会にもこんな店があるんだという驚きと喜びです。
なかなか注文を聞かれなかったので、当店一番人気と書いてある「カルビ丼」(500円)と伝えたのですが、券売機で券を買ってくださいと言われました。
うひゃー凄い、ジュージュー焼いたカルビが山盛りです。甘辛いタレがかかっていてジューシーで美味い!若干筋張った個所もありますが十分なレベルです。やったぁ凄い店に出くわしたと心の中で叫びながらパクつきました。これはラッキー。たまがったお休みサンキューです。最近はファーストフード店がデフレで安いのでから揚げ定食410円、カルビ丼500円、ハンバーグ定食550円ときいてもびっくりするような安さを感じる訳ではありませんが、この味、雰囲気は値段の比較でどうだではないです。これまで何十回、何百回と食堂で定食を食べてきた方にはこの店の価値は分かります。ようするに最高です。ロケーションはちょっと行きにくいけど、何かあれば途中下車です。
早速、再訪。もう一つの看板メニューであるハンバーグも捨て難かったのですが、もう一度カルビ丼で大盛り(600円)にしました。美味しかったですが、肉よりもご飯、野菜の大盛りが目立ち、これは並でよいように思いました。
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「大勝軒 直伝 金太郎」(綱島)
〔4/28(木)〕
最近、ラーメンが続きますが・・・綱島に大勝軒があるというので行ってきました。系列店の一つであれば日吉にあるので十分なのですが、汁なしラーメンの写真を見て、これを食べてみたいと思いました。加えて、ネット情報から二郎の影響を受けていることが分かります。大勝軒+二郎なんて面白いです。
木曜日の飲み会の後、綱島駅で降ります。東口のバス乗り場に面したところに店はあります。店の外に券売機があり、「油そば(並)」(700円)を購入。ネット情報より50円値上がりしています。量は多いと読んでいて、日吉店でも多さは実感しているのでここは並です。別皿の「野菜増し」(50円→100円)もお得と書いてありましたが、飲み会後なのでまた次回です。
ちょうど満席で店内で待ちます。カウンター席のどこかがすぐに空くだろうと思っていたのですが、なかなか誰も席を立ちません。よく見ると、皆さん、ラーメンから顔を上げて、周りを見回したりと・・・どうやら、量が多すぎるようです。こりゃ、多いなあという内心の声が伝わってくるようです。
スタッフは調理の2人と補助1人。調理スタッフの手際がすごくよくて、相当修業を積んだんだろうなあ、これは間違いなく旨いだろうなあと期待が膨らみます。
それと、ここは大勝軒ではなくて、見た目は二郎です。山盛りの野菜、ニンニク入れますか(油めんの私は聞かれませんでした)、背脂チャチャと迫力あります。
10分か15分か待って着席。調理は先に始まっていたのですぐに油そばが出てきます。バラの豚肉の感じも二郎です。底のタレや卵をよく混ぜて食べます。うん、美味しい。太麺の食感、タレとうまくマッチします。それぞれの食材もしっかり処理されていてバランスいいです。見た目はワイルドな二郎ですが大勝軒の王道の繊細さもあり、いいと思います。食べたことない味ではないですがこれはいけます。また来たいと思いました。
さて、今日からゴールデンウィークの始まりです。私は途中1日出社しますがそれでも長い休みになります。後半は信州方面に旅行に行きますが前半はどうするか。とりあえず今日は楽しみにしていた映画を観に行ってきます。
〔5/1(日)〕
普通のラーメンも試したくなり再訪です。券売機の一番上には「つけ麺」と「とんこつ」とが並んでありますが「とんこつ(並)」(700円)を選びます。
ニンニクもお願いして待つこと数分、出てきました野菜で山盛りの一杯です。で食べたのですが・・・二郎そのものです。ある程度の覚悟と期待はありましたが、まさかここまで二郎とは。極太麺、二郎スープ、厚切りブタ、大盛り野菜、ニンニクの刻み方。改めて厨房のスタッフを見ると背中に「東池袋 大勝軒」とプリントされたTシャツを着ています。でもこのラーメンは二郎ですけど・・・。これは大勝軒で修業したけど、大勝軒のラーメンより二郎の方が好きなんです、あるいは商売するなら二郎ですということでしょうか。
美味しいラーメンなのですが、大勝軒を食べに来て二郎が出されると・・・。油そばのように大勝軒+二郎だと面白いと思うのですが。どうして二郎を出しているんですかとスタッフに訊いてみたかったのですがそんな勇気はありません。謎です。
次回はつけ麺を試してみます。
〔5/3(火)〕
再訪してつけ麺を食べました。アクセントを付けて「辛味つけ麺特製全部入り(並)」(880円)にしました。
麺は油そばと同じ中太麺で柔らかめの茹で具合、好みのタイプです。つけダレも激辛に近くて刺激的、最高でした。ペロリと食べられて大盛りでもよかったくらいです。この旨さが大勝軒たる所以ですね。満足できました。美味しかったです。
3回食べた感想では油そばが個人的好み、次いでつけ麺でしょうか。
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