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村上春樹/小澤征爾「小澤征爾さんと、音楽について話をする」
2011年12月03日 / 本
指揮者の小澤征爾へのインタビューを村上春樹がまとめた一冊です。小澤征爾の病後のリハビリ期間を利用して、国内外でクラシック音楽について語り尽くした。
師事したバーンスタインやカラヤンのこと、ベートーヴェン、ブラームス、マーラーやオペラをオーケストラを統率して演奏すること、音楽家として生きることなどなど・・・クラシック音楽好きには堪らない、とにかく面白い。村上春樹がいい話しをどんどん引き出しています。どこも興味深くて楽しい。これからの音楽、ディスク鑑賞にも役立つ情報満載です。
ただ、通常この手の本を読むと紹介されている演奏のディスクを何枚も購入したくなるものですが、小澤征爾のディスクを改めて聴いてみたいという気にならないのは残念です。日本人が持つリズム感が合いすぎるのか、どの演奏を聴いても普通過ぎて楽しめないのが正直なところです。おそらく実演に接すると印象も随分違うのでしょうが機会に恵まれません。
ここで語られた内容だけでも十分面白いのですが、村上春樹もコメントしているとおり、語られなかったことが多くあることが行間から読み取れます。いろいろあったんだと思います。開拓者でありその点では本当に尊敬できます。
意地悪な質問もなく、極めて和やかな雰囲気の中での対話です。このあたりの再現は村上春樹は超一流ですから最高の読み物になっています。一気に読めました。
クラシック音楽に興味のない方、基本的な知識のない方が読んでも面白いとはいえませんが、ファンなら絶対です。
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「都水産」(築地)
先週、築地の「都水産」で本ししゃもやアジの干物をまとめて買い求めたところ、凄く美味しいと家族に好評で大量追加のリクエストがありました。雨の降る寒い土曜日の朝でしたが再訪です。来週は行けないし、年末に近づくと正月関係の品物に切り替わってしまい普段使用のものが店頭から消えてしまいます(都水産もそうなのかは分かりません)。
本ししゃもは今の時期だけだそうです。先週はオスとメス(それぞれ10尾1260円)を試しましたがメスは卵なしでした(HPによると子持ちは3500円くらい)。であれば大きいオスがいいです。20尾。
定番のアジ(250円)を6枚、金目鯛(3枚で1000円)を6枚。その他お薦めを訊くと、ノドグロとカマスがいいとのことでした。ノドグロは先週試したので今週はカマス(390円)を3枚にしました。
トータル7000円ちょっと。高いといえば高いのですが干物好きにはこの味なら大満足です。実際、滅茶苦茶に美味いです。もともと刺身より干物が好きだったのですが、「都水産」の本ししゃもで改めて干物の美味しさに覚醒しました。
朝食は「天房」で天ぷらです。アラカルトで穴子、大海老、キスを頼んでセットにしたのですが、定食や天丼と比較すると割高のようです。それでも朝から熱燗を飲み、揚げたてのお好み天ぷらをいただけるのは幸せです。
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