桐野夏生『錆びる心』




 桐野夏生の6話を集めた短編集です。1997年に発刊されていたそうですが全然存在を知りませんでした。

 滅茶苦茶に面白いです。短編集はあまり読まないのですが、イメージとして6話あるとすれば2話面白くて残りは普通といったものです。本作は全編読ませます。毒、心の闇、狂気。代表作と比べるとエグい桐野ワールドは抑え気味ですが、設定が魅力的で、エンターテイメントとして充実しています。

 調べると本作以外には短編集はなさそうです。長編でもいいですが桐野ワールド、もっともっと読みたいです。


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「ひき野」(築地)




 マグロ卸しのやま幸グループの小売店「ひき野」でマグロの切り身を買いました。

 すっきりとしていて脂も乗っていて美味しいです。中トロ風のを2つ買いましたが、一つは赤身にしておけばよかったかな。また来年の課題です。


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「鳥藤」(築地)






 朝定食の鶏吸いと卵かけごはんです。場内に店があった頃、何度かいただきました。てっきり場内店のみのメニューと思っていましたが先週水炊きを食べた時に気付いて次回は絶対鶏吸いと決めていました。

 鶏吸いは沁みます。これぞ鳥スープという日本人なら誰でも好きな味。鶏肉もこれでもかとゴロゴロ入っていてお得です。追加で注文した唐揚げ(1コ120円)もカリカリジューシー。大満足の朝昼食になりました。


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冲澤のどか/SKO「ブラームス交響曲第1・2番」




 冲澤のどかのディスク第2弾、今夏のサイトウ・キネン・オーケストラとの松本ライブです。ネルソンスが降板した後の代理で急遽振ったようです。

 感想は微妙です。堂々として歌に溢れたブラームスだと思いますが、シベリウスが余りにも凄かったので期待が大きすぎて普通に聴こえました。
 ブラームスの1番、2番は個性を出しにくい楽曲で、名演とされるディスクでも平凡に聴こえることがあります。
 細部まで磨き上げた演奏で、それをきっちり録音した稀有のディスクだけが心を動かします。カラヤン、チェリビダッケ、バリビローリ、ザンデルリングなど。

 それでも毎日聴いていると悪くないなぁと思えます。水準にある音楽、オケの響き。今後の演奏会、録音に期待です。


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