立秋を過ぎ、野山に微かに秋の気配が漂い始めて来た。この時期になると野山の道脇に
は、ヤマハギが紅紫の小花をたくさん付け、細くしなやかな枝を風にそよがせる。ツリフネソウ、細く長い柄に吊り下げるように花を咲かせる。
普通 ツリフネソウは、やや日陰になる道沿いにポツポツと咲いているのが、ここは、林の縁
一面、ツリフネソウ・キバナツリフネソウが群生しています。ツリガネニンジンの花は、園芸種のカンパニュラを思わせる。草丈が高く花茎を横垂
れさせる。矮性に、改良されれば庭花の仲間入りが出来そうな野花です。 セイヨウオニザミ。鮮やかな赤紫色の大きめな花は、今の時期、山野で際立つ。鋭く
長い棘を沢山、身にまとうアザミです。エゾノコンギク(蝦夷野紺菊)、分岐させた茎先に、淡紫色の花を咲かせ始めた。派手
さはないが素朴で可憐な野菊。この花が咲き始めると、当地では秋の足音が微かに聞こえ
始めて来ます。