有珠山の中腹から山麓にかけて紅葉が始まりました。イタヤカエデ・エゾヤマザクラ・ミズナラなどの樹木が葉
を紅色や黄色に色付かせ始めています。
有珠山は、支笏洞爺国立公園内に位置する標高737メートルの活火山です。山の裏側には、水を満々と湛える
洞爺湖の湖面が広がっています。
ツタウルシの紅葉です。カラマツ林の中、赤オレンジ色の葉と灌木の常緑が鮮やかなコントラストをつくり出して
います。
ムラサキシキブの小さな実が、藪の中で紫色の艶やかな光沢を放しています。
ガマズミの実の色はルビーレッド。これから、霜が降る頃になると熟し甘味が増した実は、果実酒などに利用さ
れます。
エゾヤマザクラ(蝦夷山桜)の紅葉です。黒茶色の枝幹をアクセントに、葉をパステルカラーのような色彩に染め
ました。エゾヤマザクラは、5月の初旬頃に咲く花も見ごたえがありますが、今の時期の紅葉も美しい北海道を代表
するサクラです。