清々しい空を背景にカンボク(肝木)の花が咲く。カンボクは、本州中部以北から道内に自生
する落葉低木です。今、野山の方々でアジサイに良く似た花を咲かせています。
ほうのき(朴の木)の花が、周囲に心地よい香りを放す。元々は、もくれん科の花木。そのため
でしょうか、どこか モクレンの花を連想させる花姿です。
ほうの木の樹高は、20~30メートルほど、その梢に大きな花を上向きに咲かせます。
大きな楕円形の葉は、昔から食物を包み保存するなど生活に活用。今でも、この葉を利用した
飛騨高山の朴葉味噌(ほおばみそ)は有名です。
さらに、木質が柔らかい事から版木や鉛筆の本体、下駄の歯など利用。一方、今では見かけな
くなりましたが、男物の差し歯の高下駄を「朴歯」と言った時代を彷彿させられる樹木です。