家から車で10分ほど走ると、室蘭岳の山麓に広がる広大な牧草畑に辿り着く。牧草畑
の上を夏と初秋の狭間のような爽やかな風がすり抜けて行きます。
オオハンゴンソウの花が黄色のジュータンを敷き占めたように、道脇の草むらや人の
手が加わらない空き地に群がり咲く。
元々は、明治時代に園芸用として 海外から導入された観賞植物。今は、繁殖力の強さか
ら野に咲く花です。
ハナガサギクの別名はヤエザキオオハンゴンソウ。どこか八重のヤマブキの花に似て
いる。草丈は1メートルを優に超すが、矮性に品種改良されれば花色・形から庭花としても、
十分に通用する野花です。
ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)。今の季節の野山では、黄色や白色の山野草の花が主役。
ヨツバヒヨドリの薄紅の花色は、草の緑との対比が鮮やかな野花です。
エゾニュウ。草丈は2メートルを超す、純白の小花を密に付け空に翳すかのように花を
咲かせています。 この花を上から撮影するには、脚立を用意しなければ到底無理。草丈を
含め全てがビッグサイズのセリ科の巨大植物です。
エゾノコンギク(蝦夷野紺菊)が、淡赤紫色の花を咲かせ始めた。花色は自生している
環境により微妙に異なります。エゾノコンギクは、この時期から秋遅くまで花を咲かせる素朴
で可憐な野花です。 ※当ブログでは、これからも度々投稿を予定しています山野草です。
室蘭岳の裾野、 標高200メートルほどの場所に咲くセイヨウオニアザミの花です。別名
では、アメリカオニアザミと呼ばれるが元々はヨーロッパが原産地。北アメリカから輸入された
牧草に混じり帰化したことが理由。
澄み渡る大気に、赤紫色の花と濃緑色の葉茎が鮮やか。葉や茎には鋭い棘があり、花に
触れる事の出来るのは、昆虫と草原の上を渡る風だけです。
今晩は。
室蘭岳の山麓に広がる牧草地、これぞ北海道って感じさせてくれる風景ですね。
青く澄んだ空も高く、既に秋の気配を感じます。
オオハンゴンソウやハナガサギクの鮮やかな黄色、立派な純白のエゾニュウ、ノコンギクの薄紫と彩りも鮮やかで見事ですね。
地形が起伏に富んでいますので、自然が身近に存在
しています。もともと、夏場の気候が冷涼な為でしょう
か、一般的な農産物用の畑作地は殆ど有りません。変
わり、牧草地が目立ちます。
8千人ほど人々が生活しています住宅地から僅かな
場所に、このような風景が広がります。
因みに、上から4番目の画像の場所は、道央道I.C
のすぐ脇の一本桜で有名な牧草地です、家から片道2
キロほど、散歩コースの場所です。一帯は、室蘭岳の
中腹まで雑木林を隔てながら牧草地が広がっていま
す。道すがらに、このような野花を見ることが出来ます
。
室蘭に住まれて良かったですねえ。人生の幸せは、こんな場所に住んで、感じられるのかも知れません。
れました規模の大きな住宅地です。市の郊外、100m
ほどの高台にあります。元々は雑木の生い茂る地形、
全面には、噴火湾が広がっていますが、周りには、雑
木林と牧草地に囲まれています。工業都市のイメージ
とはかけ離れまして、住宅地を一歩離れますとこのよ
うな風景が広がっています。確かに、冬は北西の風が
強く吹き付ける場所です。夏場は、もう少し気温が高
くてもと思うほど冷涼な気候です。