春先を思わせるような陽気が続く。周辺の景色もボンヤリと靄にかすむ。
この場所は、市の郊外を走る臨海道際の海岸線。これから、一ヵ月ほど
季節が進むと、列島の南から遥か遠く、北の繁殖地に向かう水鳥たちの
中継地。一足早く シドリガモやマガモなどが降り立ち羽を休めています。
一帯の海域は水鳥の餌となる魚貝類・甲殻類などが豊富。
シノリガモのオスの色彩は水鳥の中では飛び切り鮮やか‼ 一方、メスの色彩は
地味ですが、波にもまれながら 泳ぐ姿は玩具のように愛らしい水鳥です。
この海岸一帯は、水鳥の好物のフノリやマツモなどの海藻類も豊富。
シノリガモの習性、一羽のメスの周りで数羽のオス同士が激しく羽ばたき
水飛沫を舞い上げる。冬から春にかけてメスにアピールする求愛行動です。