牧草地の上を揺るやに春風が流れる。先日まで、冬枯れ色をしていた牧草。新芽を芽吹き始めたのか、
牧草地の全体が、ほのかに青みがかって来ました。間もなくすると牧草地は、爽やかな緑色の世界に変貌
します。
アズマイチゲやキクザキイチゲなどの山野草が花を咲かせ始めました。この山野草の自生地は、南側
に面した斜面。規模は大きくありませんが、他の自生地よりも一足早い開花の時期を迎えています。
まだ、開花株数は少な目ですが、キバナノアマナ(黄花の甘菜)やカタクリも花を咲かせ始めています。
エゾリスが大好物のクルミを両手で持ち、固い殻をかじっています。エゾリスは、木々の枝から枝へと
機敏に動き回りますが、一旦動きを止めると数分間、同じポーズを取り続けます。
湧水が流れる小川の水際で、エゾノリュウキンカ(蝦夷立金花)が鮮やかな花を咲かせています。一般
的には、湿地や水辺に自生する事から別名ではヤチブキと呼ばれています。また、古くから春の山菜とし
て利 用されて来ました、キンポウゲ科の植物です。
どれを見ても春が溢れています。
エゾリスはこんな姿に出会える場所があるのだと感心します。
しかも愛くるしい姿を自然に撮られていて驚きます。
クルミをかじっている姿なんてそうそう出会えません。
自然の色がきれいですが、エゾノリュウキンカの色が輝いていますね。
黄金色が水辺に似合っています。
山野草の季節になってきましたね。
かせ始めました。今月の下旬頃から山野草は本番を
迎えます。
エゾリスは、当市と隣町の伊達市の境にあります「北
黄金貝塚公園」の森に5匹ほど生息しています。
エゾリスは、樹上で行動し機敏な動きをしますが、人
を見ます枝の上でとジーッと固まったように動きを止め
る習性があります。さらに、こちらも動きを止めますと
根競べの状態となります。今回は偶然、クルミをくわえ
た姿に遭遇、夢中でシャッターを押しまくりました。
この日は、施設を管理している方に居場所を教えて
頂きながらエゾリスを撮影しました。
この場所は、エゾノリュウキンカの群生地ではありま
せんが、湧水が流れる小川の淵で春の日射しを浴び
ながら咲いていました。エゾノリュウキンカは、とても
清々しい感じがする山野草です。