室蘭市立貴門岱小学校。市街地から遠く離れた室蘭岳の裾野に広がる牧草地
に囲まれた、全児童数30名足らず小さな小さな小学校です。
毎年、児童達が丹精込めて造った 素晴らし花壇を見せてくれる。花壇コンクールで
は、全国最優秀賞や全道、市などで数々の賞を受賞。今年も、数種類のチューリップ
が花壇を鮮やかに彩りました。
校庭に咲くカスミザクラ。エゾヤマザクラと同じ野生種の桜です。花の色が白く、
遠くから眺めると霞のように見えることが樹名の由来、新緑の頃に花を咲かせる遅
咲きの山桜です。
小学校の裏に広がる牧草地です。画面の左上部に、薄っすらと室蘭岳の頂。
そして、中央より、やや右に校舎の一部が見えます。このような環境の中に喜門岱
小学校はあります。
小学校の近郊の川岸に咲く野花です。
小学校の近くを流れる、清流ペトトル川。室蘭岳の中腹を水源とする清流です。
この場所は中流域、ここから5キロほど流れ下ると噴火湾。川岸の茂みに自生する
山野草が花を咲かせています。
ヒトリシズカ(一人静)。花名の由来は、花茎が一本、さらに可憐な花と艶やかな
葉の草姿を静御前に見立てての事から。
クルマバ・ツクバネソウ(車葉衝羽根草)。ユニークな花名は、数枚の葉の付き方
が車の車輪にたとえられ、さらに、花や実の形が羽根突きの羽子に似ている事が花
名の由来。小さく地味な花だが何故か気になる山野草です。
ナニワズ(難波津)。本州の日本海側から道内に自生する。沈丁花科に属した、
花も葉も何処か沈丁花に似た落葉低木です。
フッキソウ(富貴草)。別名でも吉祥草と優雅な名を持つ。独創的な花と艶やかな
濃緑色の葉とのコントラスが目を惹く常緑低木です。
は、市街地のJR東室蘭駅から直線距離で7K
mほどの郊外に位置しています。工業業都市室
蘭のイメージからは想像できがたい風景が展開
します。
喜門岱小学校は明治29年創立、歴史のある学
校です。教育の一環としまして、畑作や野外教
育などを取り込みました独自性のある教育が行
われています。市の全域から児童が就学します
自然豊かな学び舎です。