イタンキ浜の後方には、緩やかな段丘や海食断崖がそそり立つ。その東端、海抜70
メートルほどの高さに潮見公園展望台がある。
普段は浜の背景として画像に写り込んでいる場所。この一帯を起点に、絵鞆半島の断崖
絶壁の景勝地が西の方角に連なります。
当画像では展望台の高さを感じずらいでしょうが、見下ろす向かい側の丘は浜から50m
ほどの高さ。さらに、砂浜の中央に小さな黒い点が見えるでしょうか、浜辺を散歩する人影
です。
イタンキ浜は市街地に隣接しています。多くの方々が撮影したイタンキ浜の画像を見て
も傍に街がある事を想像させない、自然のそのままの場所と写っていますが、この画像のよ
うに浜と街は隣り合わせです。
展望台に登る道沿いに咲く野花です。
ツリガネニンジン(釣り鐘人参)は、涼やかな薄青紫色のベルのような花。主に海岸近く
の草原に自生するキキョウ科の山野草です。
イブキジャコウソウ(伊吹麝香草)が、独特の香りを周囲に放しながら花を咲かせてい
る。この場所は知る限り、市内唯一の群生地です。展望台へ続く道脇から一歩奥まり、赤土
の土壌に岩石が露出する崖で、特徴的な唇形の小花を密に集めて咲いています。
クサレダマ、漢字表記では草連玉。初めて耳にした時には、少々イメージを損なう花名。
別名、花の色が硫黄に似ていることから硫黄草と呼ばれる山野草です。
がさらにその上の展望台まで、歩き登ったのは室蘭在
籍40年で初めての事です。
元々イタンキ浜周辺には数十種類の山野草が自生
していますが、この展望台一帯にも、思ったより山野
草が自生しています。イブキジャコウソウは展望台の
広場と道わき、藪越しの赤土が露出する土手に群生し
ています。このような場所に自生している事は驚きでし
た。
花散歩が8月7日に投稿されています、カセンソウも小
群落をつくり自生していました。展望台の下、藪に挟ま
れ近くに行き撮影することができませんでした。
その他、株数は少ないですが、ナミキソウ、エゾカワ
ラナデシコなどの野花も自生している場所です。
今晩は。
1枚目と2枚目の画像、美しいイタンキ浜ですが、方向によってイメージが全然違いますね。
こんなに市街地の近くなんですね。
とても綺麗なツリガネニンジン、青紫色がとても涼しそうです。
イブキジャコウソウは初めて見せていただきました。その名のとおり、香りを放っているのですね。