今年は春から気候変動が激しい。昨夜から降りだした雪が、庭の木々にも薄ら
と積もる。紅紫檀、本来、この時期になると小さな葉を紅葉させながら葉を散らす。
11月に入り気温が高めに推移したためだろうか、今年は、深緑の葉を茂らせ赤い
実をたわわに実らせている。
紅紫檀に積もった雪の白さと、赤い実のコントラストは美し。毎年、楽しみにしている
庭の光景です。オンコ。東北から北海道では、この名で親しまれている樹木。正式な樹名
はイチイ。冬でも葉を青々と茂らしている事から、近所の家々の庭には 必ずと
言うほど、この木が植えられています。ドウダンツツジが、葉を紅色に色付かせている。ドウダンツツジは、新緑・
花・紅葉とシーズンを通して庭に変化を与えてくれる。特に、この時期の紅葉は、
花の絶えた庭に、華やかさを醸し出してくれる樹木です。日差しはあるが、外は北西からの冷たい風が薄らと雪の積もった庭を吹き
抜ける。風除室内で、ゼラニウム・アメリカーナ コーラルが花を咲かせている。
花色は、柔らかな色彩の赤オレンジ色。夏の頃に一時、花数を減らすが年間を
通して花を咲かせる四季咲き。株も挿し木で容易に増やせる、生育旺盛で手の
かからないゼラニウムです。
先日までの小春日和のような天候はどこかへ。北西の方角から吹き付ける強い
風に運ばれ、雪雲の塊がゆっくりと東の空に流れて行く。
地方気象台の発表では、日中の最高温度は4℃、風速9m/Sec 冬将軍の到来かと、
思うような真冬並みの一日。
雪雲を撮影するには絶好な空模様。早々、測量山から絵鞆岬へと車を走らせてみた。測量山展望台から室蘭港と市街地の眺望です。測量山は絵鞆半島の付
け根に位置する、海抜199m程の小高い山です。市街地と港に隣接し、一方、
すぐ真下 南東の方向には、太平洋の大海原が、広がる。一帯は緑地帯として
自然林が保護され、動植物の種類が豊富。また、この時期は渡り鳥の中継地
として数々の野鳥が飛来する場所です。 測量山の眼下、太平洋側。市内は元より近郊の街々への海産物の供給
基地、追直漁港の眺望です。漁港と周辺に佇む家々が、逆光の中でシルエット
を浮かび上がらせている。測量山観光道路沿いの雑木林の木々。すっかり葉を散らし越冬準備モード
です。室蘭八景の一つ、マスイチの上空を雪雲が流れる。雲間から漏れる初冬
の陽光が海面を照らす。絵鞆半島の最西端 噴火湾に突き出す絵鞆半岬。遮る物陰もない岬の
先端、カメラを構える身体を強烈に吹き寄せる風が揺らす。
絵鞆岬は、市内唯一の夕日のビューポイント。当ブログにも再々、登場して
いる景勝地です。
季節が晩秋から初冬に動き始めた。このところ連日のように、今までと異なった
ダイナミックな、朝の空が出現している。
自然、時として想像を絶する猛威を振る。一方、穏やかな自然の中に身を委ねると、
何時も 心に やすらぎと、新鮮な感動を覚える。 晩秋の時期にしては極めて稀。港内も港外の海面も鏡のように穏やか。
静まり返る みなもに空が映り込む。カメラアングルは、室蘭市崎守埠頭から
朝の港の光景です。
室蘭市 祝津公園展望台からの夕日の光景です。対岸の渡島半島の山並を
覆い隠すように低く雲がたなびく。西寄りの風が僅かに吹き寄せるが、この時期に
しては穏やかに暮れなずむ西の空の眺望です。
暮れゆく西空の様子です。
明りの灯る家並みは、絵鞆半島の最西端、絵鞆岬の港側の佇まいです。
祝津公園展望台は、市内随一の白鳥大橋のビューポイント。
さらに、暗やみの港内に対岸の夜景が瞬く。
展望台から遠く 東の方角。月明かりに浮かび上がる室蘭の市街地の
夜景です。
室蘭ヤマモミジで検索をすると、Yahool/goo天気の見出しでも・・・。
紅葉の見ごろ情報は知っているが、地元のヤマモミジの紅葉宣言は初めて知る。確かに、先日まで緑葉を残していヤマモミジ。
今、すべてのヤマモミジの葉が紅黄色に色付いています。
天気予報では、朝から快晴。東の空に夜明けの雲がたなびく。雲間から、
昇り始めた太陽が港内に光芒を放す。振り向く、西の空は澄み渡る。薄らと朝日に染まる千切れ雲が軽やかに、
東の空に流れる。穏やかな晩秋の 朝の港の光景です。
近くの牧草地に続く雑木林。周りの木々はすっかり葉を散らし、落ち葉が、
ジュータンを敷き絞めたように道を厚く覆う。 先日まで、木々の枝葉で 陽を遮られていたヤマモミジ。晩秋の日差しを
受け、紅黄色に葉を輝かせています。
天気概況で、室蘭地方のヤマモミジが紅葉したと発表。基準は分からないが、
カエデ類に比べ一歩遅い紅葉です。
立冬の朝、イタンキ浜の夜明けの光景です。車載式の外気温度は3℃、
周囲に漂う潮の香に身が引き締まる。
このところ、夜が明けるのが遅くなって来た。今日の日の出時間は6時20分。
イタンキ浜に隣接する小高い丘からの眺望です。
緩やかに流れる薄雲が太陽を一瞬さえぎる。
雲を透過した光線が、波打ち際に零れ落ちる。 イタンキ浜の最西端は、巨石が引きしめられた浜。遠く、海に突き出した
半島は、室蘭八景の一つ、景勝地トッカリショの遠望です。
有珠善光寺の前には、道内では珍しいリアス式海岸の有珠湾が広がる。
湾の一角には,温暖な気候に相まって波静かな天然の良港、有珠漁港がある、
ホタテやタコ漁業が盛ん。間もなくすると、遠くシベリヤ方面から 飛来してくる
白鳥の越冬地。すでに、渡り鳥の先駆隊か 水鳥が羽を休める。
アルトリ岬から有珠湾の眺望
湾に突き出すように、アルトリ岬はある。洞爺湖有珠山・世界ジオパーク
のエリアー内。
歴史を遡ること、今から8000~7000年前に発生した有珠山の噴火に伴う
山体崩壊による岩屑ナダレが発生。流れ出た堆積物が留まり、一帯に小さな
丘を多数 創り出した。この自然の事象を流れ山地形と呼ぶ。
ここ、アルトリ岬も、岩屑なだれ堆積物の側端崖が生成当時のまま残存する、
世界的に見ても稀な場所です。
初めて当ブログに登場します、アルトリ岬から夕日の光景です。
※2台のカメラで撮影しています。日付・時間写し込み:PENTAX / 写し込み無:Nikon DX。
秋の日差しが本堂の前の大銀杏を黄金色に照らす。有珠善光寺は、毎年秋に訪
れる場所。善光寺の建立は1804年 江戸時代、今から207年前。本堂は、江戸時代
の寺院建築様式を今に残す貴重な建造物。国の史跡にも指定されている道内を代表
する寺です。境内の裏山は、太古からの自然が残る。樹齢数百年の樹木が鬱蒼と
生い茂る。樹木を縫うように散策路が設けられ、自然公園を形造っている。北側には、現在も火山活動中の標高737mの有珠山がそそり立つ。
善光寺の裏山一帯には、太古に起きた大噴火で運ばれた巨石・奇岩が数多
く露出している。大木の幹元には必ず巨石が鎮座している。木の成長に伴い
根が地中の巨石を持ち上げたのか、元々、巨石の傍で成長したのかは定か
ではないが、中には巨石を割り、幹を伸ばし枝葉を茂らせている大木もある。
この散策路を歩くたび、あらためて自然が見せる生命力の逞しさを感じる。