ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

チーズの物語2025~シュロプシャー・ブルー

2025年02月23日 | チーズの話

クアトロでブルーチーズを注文すると、オレンジ色のチーズが運ばれてきた。
「あのー、ブルーチーズを注文したのですが・・・」
「はい、ちゃんと青カビが入っています」
クアトロの父の応対は、つっけんどんである。
しかし、よく考えてみるとブルーチーズはたしかに青カビで熟成したもので、全体が青い色をしている訳ではない。
通常のブルーチーズは白い生地に青カビが映えて青っぽく見える。
それにしても、クアトロのブルーチーズ“シュロプシャーブルー”は不思議な色をしている。
イギリスの伝統的なチーズなのだが、カボチャのケーキにカビが生えたようなもの。
カボチャ色のこのブルーチーズを渋々ながら食べてみると、しっとりとした口当たりに、辛味、甘み、渋みがほどよく感じられ、とてもコクのある味わいだ。
これならば、ブルーチーズのとがった味わいが苦手な人にも美味しい。

さらに、このブルーチーズに合う白ワインを注文すると、オレンジ色のワインが運ばれてきた。
「あのー、このチーズに合う白ワインを注文したのですが・・・」
「はい、色はオレンジでも白ワインなんですけど」
このチーズにおすすめはイタリア・フリウリの“ゴシップ”というワイン。
このワインは、完熟でピンク色になるブドウの皮目を熟成中の白ワインに浸して造るために、このような色になり、コクのある白ワイン。
このような白ワインを今“オレンジワイン”と呼び世界的にブームになっている。

クアトロのホームページ


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