ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

真鯛

2007年09月02日 | 魚の話

S_5 夏休みも2日間の延長戦を終えて終了する。日焼けした子供たちはピチピチと跳ねている。
昨日仕入れた魚で、真鯛がとても美味しそうだ。実は、養殖の真鯛なのだが、シェフが仕入れの時惚れ込んで仕入れだけのことがあり、肉質も素晴らしい。
養殖の真鯛は、狭いゲージの中にいるために、ストレスでよくケンカをしている。キズだらけのものが多い。また、鯛は海の底のほうで暮らすのだが、養殖のものは、底の浅いゲージだと日焼けしてしまう。
四国の養殖の鯛は、決してバカに出来ない。外洋に面して普通のゲージの数倍の大きさの中で、ストレスを少なく外洋に近い環境で育てたものがある。シェフの惚れ込んだ真鯛がそれである。その身は天然物の身の絞まった食感とは違い脂が多く柔らかい。日焼けも無く、きれいなピンクの魚体である。
すっかり、クアトロで養殖されたお馴染みのお客様もこの真鯛を食べて、美味しいと日焼けした顔で微笑んでいる。

コメント (1)
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