クアトロのキッチンに巨大な真鱈が現れた。
それは遠く常磐の海からやってきたのだった。
クアトロが厳戒態勢を敷く中、その真鱈の腹からは何とも立派な白子が取り出された。
クアトロは、その白子を美味しくいただくための対策チームを組むことになる。
合わせるお酒を選ぶのはクアトロの父であった。
クアトロの父は、痛風の危険を冒してその白子を試してみる。
ねっとりと絡みつく白子の旨み、その後からポン酢の爽やかな酸味と風味が立ち上る。
これはとうてい白ワインでは対抗出来るものではなかった。
クアトロの父が選んだ酒は、先日仕入れた吟醸酒“渡舟ふなしぼり”だった。
まだ、白子の余韻の残る喉元にこの酒を流し込んでみる。
旨い!
絶妙だ!
その時、地球は静止したかと思われるのだった。
今晩クアトロで、思わず箸を持つ手が静止する美味しさを体験出来る。
タラの白子と“渡舟ふなしぼり”のマリアージュなのだ。
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