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ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

チェンジ!

2009年04月13日 | ワインの話

Photo とある新聞の調査によると、回答者の半数以上が、ボトルワインのテイスティングをして好みの味でなかったら別の銘柄に変えて貰いたいと思っている。品質に問題がなければ我慢するという意見は25%ほどである。
食事のマナーについての質問なのだから、マナーとしては品質をチェックするのが目的であるワインのテイスティングで好みの味ではないから銘柄を変えろというのはマナー違反なのである。ワインのマナーを知らない人が多いというような論調の記事になっていた。
しかし、質問の仕方に問題がある。ボトルワインのテイスティングを実体験しての回答ではなく、自分がそう言う状況になったらどうするかという、本音を聞くような質問なのだ。
安くはないボトルワインで、その日の食事を楽しめるか否かというワイン選びで、ソムリエがうやうやしくお味見をお願いしますと云ってくるのだから、不満があれば云っても良いだろうと思うのは当然なことである。
クアトロでも、お味見をお願いしますとお客様に尋ねて、ああ結構ですねという返事の中にも、本当はチェンジ!と心の中で叫んでいる方も多いのかと察する。
クアトロでは、ボトルワインの注文を受ける時点で、お客様の意向の範囲で数種類の味わいの違うワインを用意する。
「注文した料理に合うワインが欲しいのだけど」
とか云われたら
「カルパッチョに合わせるのでしたらこちらのサルディニアのヴェルメンティーノ」
「アクアパッツァでしたらこちらのシチリアのアンジンベ」
「チーズに合わせるとしたらアルザスのゲヴェルツ」
といった具合である。
そして、ゆっくりと迷って選んで貰う、なるべく、お客様が後悔しない選択を促すのである。
その中でも、これを選ぶと間違いがないのではと思う時は、そのボトルをちょっと前に出したりするクアトロの父だ。

※明日とあさって、14日(火)15日(水)クアトロは連休になります。
間違いのないワイン選びの手助けになるように、クアトロのワインのレパートリーを広げようと新しいワインの仕入れにも出かけようと思っているクアトロの父である。

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