その事件は、豊四季という辺鄙な町の片隅で起きた。豊四季にある奇妙なイタリアン、クアトロ・スタジオーネに旬には早すぎるが、見事なハモが鹿児島から持ち込まれた。また、偶然にも粒のしっかりとしたタラコも持ち込まれていた。
そのハモとタラコは、クアトロ・シェフの試行錯誤の結果、天使の髪の毛と呼ばれるカッペリーニという細麺を使って、パスタ料理となった。偶然に介在していたと思われた点と点がある男の執着から線へと結ばれていったのだ。
出来上がった“ハモとタラコのカッペリーニ”はこれからの夏場のクアトロ自信作となりそうである。しかし、ハモの骨切りは一苦労である。そして売価の設定も難しい。まだまだ解明しなくてはならない問題点は多い。
常連のお客様は今後このパスタのモニターにされることだろう。
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