ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

婿殿、朝〆真鯛を食べる

2009年04月07日 | 魚の話

Photo 「婿殿、とっても美味しい真鯛のカルパッチョでしたね、また寿命が延びた気がしますよ、ほ、ほ、ほ、ほ」
「いやあ、母上それは良かった」
『それにしても年の割によく食べる』
「何かおっしゃいましたか」
「いや何べつに、たくさん召し上がれて良かったと」
「それでは、帰りますよ、婿殿、お勘定はよろしく」
「あれ、美味しいお店を教えてくれるというから、母上のご馳走ではないかと・・・」
がっかりする婿殿であったが、この母上絶賛の朝〆真鯛は仕事人の技だと見抜いた婿殿だ。
真鯛の鼻から脳天に千枚通しのような針で神経をひと突きにして魚を締めている。神経を壊されたこの真鯛は死んだことを自覚していない。そして死後膠着が遅れるために、朝に締めた真鯛が夕方に美味しく食べられるのだ。これでは、年寄りも寿命が延びるというものだ。
クアトロで朝〆真鯛を見つけたら、必殺仕事人の技を堪能してみよう。
※写真と本文に関連はありません。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする