色々と映画を観ていると、お宝映画に当たることがある。そのひとつに「ベスト・キッド2」を挙げることが出来る。
「ベスト・キッド」一作目は、とても良く出来ていたが、この「ベスト・キッド2」はひどい。沖縄を舞台にしているのだが、その沖縄の描き方があまりにもひどすぎる。
やたらにお辞儀をしたりするのはまだ良いのだが、台風のシーンや祭りのシーンなどは、もう笑うしか無い。電電太鼓のラストも笑撃である。
また、この映画は日本らしい教訓が多い。空手道場にも、二本の掛け軸がある。
“空手無先手”
“先正其心”
とある。
「ミヤギ、これは何」
「ダニエルさん、これ空手のルールです」
「ナンバーワン、空手は攻撃をしません」
「ナンバーツー、迷ったらルール・ナンバーワンに戻りなさい」
「ダニエルさん、わかりましたか」
これは、なかなかウンチクのある言葉だ。
クアトロの父も、その空手の心を継承するのだった。
“クアトロ有素材”
“先正其心”
クアトロはまず素材ありき。
素材の美味しさをどう引き出すかが大切だ。
そして、迷ったらルール・ナンバーワンに戻る。
水槽で活かしてあるオマール海老が、クアトロに入荷している。さて、クアトロのシェフは、どうベスト・キッドするのか・・・