ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

おすわ様祭礼2019

2019年08月21日 | 豊四季の話

クアトロ最寄りの駅、東武・豊四季駅の南口は、2000年に再開発が行われた。

開発前、夕暮れになると豊四季の駅舎を守っているような二本のケヤキのシルエットが現れる。

日の明るいうちはそこにケヤキがあったことも気づかないものだ。

どうやら二本のケヤキは夫婦だと思われる。

実は、そのケヤキはクアトロのママの生家のものだ。 

開発の時に、その夫婦のケヤキの一本は切られ、一本は市会議員の働きで、市の公園に移された。

移されて残されたケヤキは、元気にしているのだろうか。

夏の終わりを告げるように、毎年8月23日は豊四季のお諏訪さまの祭礼。

22日には夜宮があり、人出も多く露店も参道を埋め尽くす。

夕方になると、ケヤキの下に住むおばあちゃんのもとに、孫たちが集まる。

おばあちゃんにお小遣いをもらい、夜宮で使うのが夏の終わりの楽しみだった。

クアトロのシェフもその一人だった。

豊四季駅の夫婦ケヤキのシルエットにお諏訪さまの賑わい、そしておばあちゃんにお小遣いを貰う孫たち、もう遠い昔の風景になってしまった。

今は、夫婦ケヤキもなく、おばあちゃんもいない。

いつしか、クアトロ夫婦がじいちゃん、ばあちゃんになり、今年もこのお諏訪さまの祭礼に孫が集まるのだろう。

夫婦ケヤキは無くなったが、クアトロのスパゲッティが今度は孫たちの思い出の風景になるのだろうか。

その、夜宮が明日である。

明日は、クアトロでおすわ様の帰りに、トウモロコシのペペロンチーニでも夏の思い出にいかがだろう。

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新着ワイン~トレッビアーノ・ダブルッツォ

2019年08月20日 | ワインの話

夏向きのきよきよしい白ワインが入荷。

イタリア・ナンバー1と評価されるファルネーゼが造る“トレッビアーノ・ダブルッツォ”。

トレッビアーノと云う白ワインのブドウ品種は、ファルネーゼの地元アブルッツォの代表的品種。

収穫量が多く、育てやすい丈夫な品種。

通常、安価なワインだったり、他の品種とのブレンドによく使われるもの。

しかし、そこはファルネーゼ、収穫量を抑え、飲み応えのある白ワインに仕上げている。

クアトロの魚料理にぜひ合わせたい白ワイン。

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再入荷チーズ~カブラレス

2019年08月19日 | チーズの話

スペインの幻のブルーチーズと呼ばれる“カブラレス”が久々にクアトロに入荷。

洞窟で自然発生する青カビから出来るこのチーズは、一般的なブルーチーズよりもかなり刺激的な味わい。

このカブラレスが気に入ってしまうと、他のブルーチーズが物足りなくなることだろう。

また、吟醸酒との相性も良く、酒通にもおすすめの逸品。

クアトロで、このチーズを肴に桜吹雪・純米大吟醸をチビチビとやると、夏の疲れが取れることだろう。

変わったイタリアン・クアトロのおすすめだ。

 

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新着チーズ~ブリナータ

2019年08月18日 | チーズの話

白い皮をまとった羊のチーズ「ブリナータ」はイタリア・トスカーナで起きた謎の美味しさ。

かの「羊たちの沈黙」以来の怪事件である。

つきたてのお餅のような、もちもちっとした食感。

羊のミルクの甘くてきめ細かい美味しさ。

トスカーナは羊のチーズが有名だが、白カビをまとったこのチーズの美味しさの謎は、若きFBI訓練生クラリスをまたもや悩ます。

クラリスは、危険を覚悟して、獄中のハンニバル・レクター博士のもとへ。

「ブリナータの美味しさの謎を解く、ヒントをあげようクラリスお嬢さん」レクター博士の目が光る。

さて、あなたもブリナータの美味しい謎にクアトロで挑戦しよう。

「クラリスお嬢さん、ブリナータにトスカーナのワインも忘れてはいけない」クアトロの父の目も光る。

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クアトロの夏2019~ラスパドゥーラとルッコラのピッツァ

2019年08月17日 | 食の話

夏休み、お盆休みにクアトロで家族と過ごす。

ラスパドゥーラとルッコラのピッツァと云う難しい名前のピッツァを注文する。

クアトロの父が焼きたてのピッツァを運んでくる。

小麦の焼けた香ばしさが家族を包む。

素早い手際でピッツァを切り分ける。

しかし、まだ食べてはいけないと云うクアトロの父。

次に、チーズの大きなかたまりをナイフでかつおぶしのように削る。

その削ったチーズをたっぷりとピッツァにトッピング。

やっとクアトロの父のパフォーマンスが終わり、家族でそのピッツァを頬張る。

すると、小麦の美味しさとルッコラのゴマのような風味に、ミルキーなラスパドゥーラ・チーズの味わいが一体となり、とても幸せな気持ちになる。

家族で共有する美味しさを、夏休み、お盆休みの思い出に・・・。

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