ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

ブドウの大陸移動説

2023年07月26日 | 雑学の話

アダムとイヴは、禁断の木の実を食べて人間の欲望を知ってしまいエデンの園を追放される。
その木の実は、ブドウではなかったのだろうか。
大事なところを隠している葉っぱはイチジクではなく、ブドウの葉っぱだろうか。
地球は2億年前ひとつの大陸で、やがて五つの大陸に分かれていくというのが大陸移動説である。
そして、エデンの園は今のクロアチアにあったと云う説がある。
クロアチアの“トリビドラグ”というブドウが、大陸の移動とともに、プリミティーヴォとジンファンデルに分かれていく。
などと、ロマンを膨らましていたクアトロの父だが、最近の研究によるとトリビドラグは、ギリシャに伝わり、そこからイタリアのプーリアへ伝わる。
新大陸が発見されると、アメリカ大陸にヨーロッパから取り寄せたブドウの苗木の中に、トリビドラグが混じっていて、それがカリフォルニアでジンファンデルとして根付く。
クアトロの父のアダムとイヴのロマンは、崩れていくのだった。

※勝手ながら、クアトロは25日(火)26日(水)連休させていただきます。

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ホワイト・ジンファンデルの思い出

2023年07月25日 | 父の昔話

もう30年以上前の話だが、お医者さんの美人な奥さんに、相談を受ける。
カリフォルニアの「ホワイト・ジンファンデル」と云うワインを訪問販売で勧められ購入したが、飲んでみてこのワインの感想を聞きたいという。
美人の奥さんと飲んだためかとても美味しい。
その後、このワインは一大ブームとなりカリフォルニア・ワインの隆盛の素となる。
後に、イタリアのプーリアのプリミティーヴォは、カリフォルニアのジンファンデルとDNAが一致し、同一のワインと解りプリミティーヴォは注目のブドウ品種となり、ジンファンデル以上に人気になり、クアトロでもプリミティーヴォ・ファンが多い。
さらに、ジンファンデルとプリミティーヴォはクロアチアのトリビドラグとDNAが一致するという。
美味しいプリミティーヴォのロゼを飲みながら、プリミティーヴォとジンファンデルの歴史をひもときながら、ホワイト・ジンファンデルと美人な奥さんを思い出すクアトロの父だ。

※勝手ながら、クアトロは25日(火)26日(水)連休させていただきます。

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新・ワインの物語~海と海の間に

2023年07月24日 | ワインの話

夏に爽快な「トラマーリ」という名前のロゼ・ワインが入荷。
イタリア・プーリアのサンマルツァーノ社が造るロゼ。
「チンクアンタ」「Mメルロー」「セッサンタアンニ」「イル・プーモ」「エッダ」など、クアトロで人気のワインの造り手がこのサンマルツァーノ社。
イタリアをブーツに例えるとヒールの部分にあるのが、このワインの産地。
地中海に突き出たヒールの部分は、アドリア海とイオニア海に挟まれる形。
トラマーリとは、海と海の間と云う意味だとか。
クアトロでも人気の赤ワインを造るプリミティーヴォ100%のロゼで、海と海の間で育ったこのブドウは、ミネラル感も特色。
ラズベリーのようなフルーツの香りと酸がとても心地よい辛口のロゼ。
今年の夏のクアトロの一押しワインです。

※勝手ながら、クアトロは25日(火)26日(水)連休させていただきます。

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パルミ30~至福のパスタ

2023年07月23日 | パスタの話

クアトロ開店以来30代目のパルミジャーノが入荷している。
このパルミジャーノを使ったクアトロの人気メニューのひとつがパルミ・ペンネ。
そのパルミ・ペンネの正しい食べ方を伝授しよう。
クアトロに入店すると、パルミジャーノの大きなかたまりが置かれている。
これが、クアトロ自慢のパルミジャーノかと確認する。
そして、注文を取りに来た面長の男がクアトロの父。
その面長のクアトロの父に、パルミ・ペンネを注文する。
クアトロの父は、ペンネ・マカロニは茹で時間が長いですよと、モゴモゴと云う。
それではと、やはり自慢げに客席に置いてある生ハムを注文する。
クアトロの父は、老人らしい猫背な姿勢で生ハムを切る。
この生ハムが切り立てならではなのだろうか旨い。
この生ハムは美味しいでしょうと自慢げなクアトロの父だが、だれが切っても切り立ては美味しいのだろう。
そして、ペンネ・マカロニが茹であがり厨房での下調理が終わり、いよいよ仕上げの時が来る。
クアトロの父は、「お好みの濃さで仕上げますが濃いめでいいですか」と聞いてくる。
ここで迷ってはいけない。
迷っている内にペンネの温度が下がる。
即答で「濃いめ!」と返答する。
すると、クアトロの父が急いで予め掘っておいたパルミジャーノの穴にペンネを投入し、スプーンで混ぜ始める。
やがて、パルミ・ペンネが運ばれてくるが、何と二粒だ。
クアトロの父は語りかける。
「お味見をお願いします」
チーズの濃さを確認するらしい。
ここでも、素早く自分の好みを答える。
ここで迷っているとせっかくのパルミ・ペンネが冷める。
それでなくとも、クアトロの父は手際がよさそうに見えない。
そして、いよいよ完成するのだが、食べようとすると仕上げのコショウをかけますと云うクアトロの父。
持ってくる前にやっておけよと思うのだがここは余裕と忍耐だ。
パルミジャーノの濃厚な旨味が、ペンネ・マカロニにしっかりと絡み、粗挽きコショウの風味がピリッと全体を引き締める。
色々と待たされた分も旨味のうちのパルミ・ペンネだ。
クアトロの父のおすすめの白ワインを合わせるとさらに美味しい至福の時だ。

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パルミ30~オッティモ

2023年07月22日 | パスタの話

クアトロ開店以来30代目のパルミジャーノが入荷している。。
そのパルミジャーノのハーフカットはクアトロの入口に置かれ、その中でパスタを和える。
このパルミジャーノを使ったクアトロの人気メニューのひとつがパルミ・リゾット。
そのリゾットの語源はリーゾ=お米、オッティモ=最高の合成語。
最高のお米料理といった意味になるのでしょうか。
お米は日本のお米より細長くデンプン質が少ないイタリア米を使う。
お米は洗わずにアルデンテに芯を残して煮る。
そして、お米一粒一粒に旨みを絡ませたものが、最高のお米料理=リゾットと呼ばれるものとなる。
クアトロのパルミ・リゾットもお米一粒一粒にパルミジャーノの濃厚な旨みが絡みます。
ここに、クアトロの父のおすすめのワインや日本酒を合わせるとオッティモ。

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