ドアの向こう

日々のメモ書き 

旗雲

2007-10-05 | 道すがら

  暮れなずむ海辺のドラマを、 ずっと楽しみにしていた。  
  9月25日17時20分    入り日に輝く雲がある。  まるで長い領巾ヒレを振るように。
  
  わたつみの豊旗雲に入日さし今宵の月夜きよく照りこそ   天智天皇  巻一・15

   わたつみ… わたつうみ{海(ワタ)つ霊(ミ)}  海、大海
  海原に 大きな旗のようにたなびいている雲、 その雲を入り日が赤く染めている  今夜の月は明るくさやかに照って欲しい…  と。 その夜、 期待にたがわぬ月を仰いだ。

   17時46分   モーレア島の向こうに落ちてゆく夕陽

  ゴーギャンは、 幼年時代に4年間過ごしたペルーのリマが忘れられず、 失われた楽園を求め放浪してきた。  ひとりになって文明の影響からも逃れ、 素朴さのなかに、この世で 唯一正しく真実なものを探し、 シンプルな芸術を目ざした。
 限りない自然と悠久の時…  生の充実感をかみしめる。

                    -☆-

   
                                             プルメリア
           
       アラマンダ                 ジンジャー
       

  ・ 南国を彩るすべてに惹かれた。  黄金色の肌も憧れ。 大きく育った植物も。 繁茂するなかに香りの良い花々があふれ果実がたわわ。 小鳥や、 波の音も、 緑の山々に、 せせらぎも。 

  ・ 道路にまったく信号がない。 横断者を見かけると、一斉に必ず停まってくれる。 かなりスピードを出しているが、 きっちり守られている。

 

コメント (3)
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