想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

他所様んちの犬

2009-06-09 23:43:32 | Weblog
 (知人Y子女史の愛犬コタちゃん)



 (Y子もまた犬バカである。
   昔なじみの悪友なのでたまに写真を送ってくれる、それを拝借)

散歩中などに犬を連れた人が立ち話している光景をみかける。
犬はどう感じているのかなあ、といつも思う。
すれ違うかと思いきや、どんどん近づいて来る人もいる。
犬同士が刺激しあわないようにまっすぐ歩かせるのも躾の一つにあって、
脇目をふらないで歩く訓練を受けた。リードをむやみにひっぱるのではなく
脇についてまっすぐに行く。
ところが実際によくみかけるのはまっすぐ行かないのは人の方で、犬はじっと
所在なげにそばにいたり、隣の犬の匂いを嗅いだり、それも退屈してウロウロ。
リードに脚がからまったまま動けないでいる子もいた。
おしゃべりにうつつを抜かしているアホな飼い主は、そんなことおかまい無し。
そばに行ってドツイてやりたいのをガマンしてやりすごしてます、はい。

犬たちはよく耐えていることよなあ、としみじみ思う。
同じくらいのガマンを強いられたら、わたしはできるか?
家出します、きっと。

犬がしゃべり出したら困るわ~とよく聞くけれど、しゃべらなくても犬の有り様や
表情によく出ているんだよん。
今夜すれちがったのは、「ひきずりおじさん」だ。
前にも一度出会ったことがあるが、前方からやってきてにわかに犬のリードを
引き寄せ、路地に入ろうとするのである。犬は反抗して突っ張るのでザザザざっと
大きな音をさせながら引きずられて行く。
うちの親分はしらんふりして通り過ぎることができるのだが、遠慮してくれて
いるのだろう。きっとあの小型のプードルはうるさく吠えつき絡んでくるので
おじさんが先に警戒しているのだろうと思った。
それにしても、いつもワイシャツとネクタイにスラックスと革靴という格好で、
仕事から帰ったら散歩という日課なのかしら?
義務的な散歩? 引きずられても引きずっても、それでも犬と飼い主の絆はある。
人間の親子の絆と同じくらいに、切っても切れないものだ。
通りすぎて振り返ったら路地から出て来て、首がもげそうに引っ張られて歩いて
いるのが見えた。ひきずりおじさん、いったい何を考えてんだかなあ。

犬だって理想はあるぜ、きっと、とか思うのであった。
親分に日に三度はごめんね、と言っている日々であるからね。
 ※ちなみに記事内容と掲載写真は関係ございません(うふふふ)


コメント
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