想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

木は動かない

2009-06-22 22:04:32 | Weblog
森林浴なんちゃって人は樹々のあいだを動き回る。
けれど、樹は芽吹いたときから同じ土の上に育ち、そこを動かない。
あたりまえのことだと笑わば笑え。
そんなあたりまえのことに気づいて立ち止まる、森にいる時間。

ちょっと森林浴へなんて通りすがりに、一時間足らずの短い時を過ごす。
森林を抜ける道や、あるいは舗装された観光道路を。
そこいらを歩いて結局はこぎれいな街のシャレた宿へ泊まる。
そういう旅行はつまらないだろうなあ。ここにいればどこへ行く気もしなくなる。


(ドンファン、今年はたくさん蕾をつけてるよ、N君の奥さん)

立ち止まって考えるというのは、それほど難しくはない。
木が同じ場所で一生を送ることを思えば。

この森はほんとうに考えたい人にとっては落ち着くが、あまりにもなにも華やぐものが
ない素朴な場所なもんだから、なんちゃって哲学したい人は「いいとこですね~」と
相づちは打つが、トンボ帰りの時間が気になって落ち着かないらしい。
うさこにとってはそういう人を相手にするのは居心地が悪いので、長居されないことは
とてもけっこうなことではある。
だから今日のたわごとは独り言、聞かなかったことにしてもらっていいのである。
はい、ここはたいした場所じゃあありませんよ~。
コメント (2)
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