大分以前に深夜のNHKドキュメントで「ピアニストのフジコ・へミング」が取り上げられ
引き付けられる様に最後迄見てしまった事があります。
天才ピアニストと言われながら、10代で聴覚の病にみまわれ
人生が一変してしまうけれど、逆境に負けることなく
ピアノ一筋弾き続けて来た人生が取材されていました。
取材のバックに流れていたリストのカンパネーラが印象的で早速CDを買い求めました。
予想に違わずメリハリのある素晴らしい演奏で、すっかりとりこになりました。
それ以来、フジコさんの弾くピアノ曲は、車のお供の一枚に加わり
今でも折に触れ聞いております。
幸いにも本日 松本文化会館で、ニース交響楽団との演奏会が企画されましたので
行って参りました。
演奏はベートーベンの「エグモント」と「皇帝」でした。
長い曲目にもかかわらず 彼女は楽譜は一切持たず 彼女独特のファッションで
熱演され、会場の超満員の聴衆はすっかり魅了されて「ブラボー」の連発でした。
どうしたわけか私の席は最前列のど真ん中!
フジコさんのピアノをを間近で聞くことが出来、大感動してしまいました。
なんと素晴らしいことにアンコール曲は
リストのカンパネーラとシヨパンの小夜曲でした。