


伊那の早春の蘭展でクマガイソウが販売されていました
咲き終わって庭の半日陰に放せば必ずつくはずと販売員の確信ある説明に
数日間で開きそうなクマガイソウを一鉢買って帰りました
指導を受けたとおりレースのカーテン越しに陽が当たる場所において観察しました
一週間ほどで開花しました!
クマガイソウは信州の自然の中では5月に入って咲き出します
地元の愛好家が庭で育て増やしている光景を何度か目にしております
春はやや日が当たり、夏は木陰になる場所が理想的だそうです
山野の雑木林のやや湿った地を好む植物ですから直射日光があまり当たらない場所で
しかも西日を嫌いますので該当する場所を探して移植しようと思っています
クマガイソウの名前の由来ですが
膨らんだ花の姿が源氏の武将・熊谷直美の背負っていた母衣(ホロ)に
似ていることから命名されたそうです
母衣につきましては以前信州に自生する蘭のblogでご紹介しています
戦場で流れ矢を防ぐため、鎧の背に籠を入れて膨らませた布衣を装着したそうですが
この布衣を母衣と呼んだそうですヨ