柏崎にある木村茶道美術館では30周年記念が開催されています
この記念の茶席では 普段は陳列室に飾られている名品を
実際に茶席で使用し 入館者は希望により特別茶席でお茶を頂ける企画です
創設者の木村重義翁の茶道具コレクションは いづれも国宝級・国の重要文化財のお道具で
実際に茶席で使われることは願ってもなかなか実現しないことですが
「道具は使ってこそ価値が生かされる」との翁の想いを開館当初から実践されている美術館です
正客の茶碗は長次郎の黒楽茶碗・次客は2代目常慶の黒楽茶碗・3客は3代目道入の赤楽茶碗で
4客からは人間国宝の作家の茶碗を使用して薄茶が振舞われました
私達のツアーは二十数名の参加者が居りましたので
日本を代表する人間国宝による作陶の茶碗が次々運び出されて
素晴らしく見ごたえのある茶席になりました
後期は井戸茶碗を主茶碗として茶席が設けられるそうです
床は雪景山水図 南宋時代 馬達筆
花入は13世紀に造られた高麗青磁の菊花象嵌
香合は江戸初期の菊蒔絵重香合
茶花はタカクマホトトギスが一輪活けられていました
回遊式日本庭園