GW後半、警報レベルの大雨となりましたが、雨のあがった翌日、庭には皇帝ダリアがすくすくと伸びていました。もう一節伸びたら先端をちょん切って枝分かれを促すことになります。
気づけば、旧暦では「立夏」を迎えて「蛙始鳴」の季節です。むかし湖北の山小屋でGWを過ごした頃は、遠くの田圃から蛙の鳴き声が森の中にまで聞こえていました。 さて、この連休は、孫たちを相手にドタバタの日々を過ごしました。5月3日、近所にいる孫次男君を連れて、京都駅に長男君一家の第一陣をお迎えに行きました。しばし歓談したあと京都水族館、東寺、東福寺を巡って長女宅へ。
その日の夜遅くに第二陣が到着しました。中学3年の孫娘と小学6年の孫長男君が母親に連れられてやってきました。二泊三日の小旅行です。「どこに行きたい?」と聞くと「大阪を満喫したい」と。その孫娘、来月修学旅行で京都・大阪にやってくるそうなので、私が提案した候補地はことごとく「行く予定」で却下。でも、「たこ焼きとお好み焼きは食べたい」と言います。
というわけで、翌日は大阪万博公園に出かけました。モノレールに乗って万博公園駅に到着すると、もの凄い人出です。駅から入場口まで人、人、人で埋め尽くされていました。そんなとき、「道頓堀くくる」というたこ焼き屋さんを発見。さっそく第一の希望、「たこ焼き」を堪能していただきました。 人の波が少し落ち着いたところで万博公園に向かいます。入場してすぐのところに、かの大阪のシンボル「太陽の塔」が聳えています。それに感激した孫たちは、そのあとも巨大立体アスレチック迷路やおもしろ自転車広場などで遊び、最後は「ららぽーとEXPOCITY」でショッピングを楽しみました。
最終日は、鶴橋のコリアタウンに向かいました。こちらも人、人、人の波。お好み焼きの「風月」を見つけて早めの昼食です。東京のもんじゃ焼きとはひと味違う大阪の食文化を楽しみました。これで孫娘二つ目の希望が適いました。その後はいろんなお店に立ち寄ってお買い物でした。
こうして「大阪」を目いっぱい楽しんだ長男君一家は東京に帰っていきました。後で聞けば、新大阪駅に向かう途中、梅田界隈にも立ち寄ったのだとか。好奇心旺盛な孫たちでありました。
慌ただしいGWを過ごした爺さん、婆さんは、ここでひと休みです。ゆったりまったりの時間を過ごしました。春を楽しませてくれたチューリップやムスカリ、スイセンなどの球根を掘り起こしたり、枝豆の苗を買ってきて植え付けたり。その合間に、古本祭から連れて帰った西行の本をぱらぱらと眺めたりしました。
そういえば、今回連れて帰った辻井喬「西行桜」ですが、著者の辻井喬さん、実はセゾングループの代表等を務めた実業家・堤清二さんのペンネームでした。「能楽に素材をとり、舞台を現代に移した妖しくも哀しい世界」をテーマに、能「竹生島」「野宮」「通盛」「西行桜」の舞台をイメージした4編の現代短編小説からなります。「夢幻、現実、滅び」。能舞台を思い浮かべながら、ついつい読んでしまいました。数々の受賞歴をお持ちの辻井さん。こんな多彩な方がいらっしゃること自体に驚きました。この歳になっても、まだまだ知らないことはたくさんあります。 本といえば、「ららぽーとEXPOCITY」のジュンク堂書店で、高知県観光博覧会ガイドブック「らんまんの舞台・高知/牧野博士の新休日」というフリーペーパーを見つけました。朝ドラ「らんまん」を契機に高知に関心をもってもらおうというわけです。見やすくきれいな冊子だったのでいただいて帰りました。
高知県立牧野植物園に隣接する竹林寺には、来月の四国遍路ツアーでお参りする予定です。とりあえず今週末は5回目の四国遍路ツアーで高知に向かいます.........。今日はこれから兵庫県の三田に出かけます。来週初めには、以前からお約束していた方にお会いするため京都に出かけます。そうこうするうちに爽やかな初夏を通り越して、蒸し暑い梅雨の季節を迎えることになるのでしょうか。