心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

心穏やかに春を待つ。

2025-01-24 10:27:23 | Weblog

 大寒というのに何となく暖かい日が続いています。街を歩いていたらご近所の塀から蝋梅の花が顔を覗かせていました。公園の裏山では山茶花が今は盛り。来週から少し寒くなりそうですが、春を待ち遠しく思う今日この頃です。
 そんな陽気に誘われて、先日、京阪百貨店の「関西らん展」に行ってきました。今年は東京ドームの「世界らん展」に行けそうにないので、地元で開催の「らん展」で済ませました。丹精込めて育てた表彰株のほか、いろんな洋らんの即売会や栽培指導コーナー、多肉植物や観葉植物の販売コーナーもあって、あっと言う間に時間が経ってしまいました。
 因みに、ブログ「心の風景」のハンドルネーム ran-coffeebreakの「ran」は、洋ランを育てていた頃に名づけたものでした。香しいカトレアの花を愛で、挽きたてのコーヒーをいただきながらほっとひと息。そんな思いを込めたネーミングです(笑)。

 話は変わりますが、先日、朝日新聞記事下広告の新刊案内に、集英社新書「捨てる生き方」が載っていました。年商100億円を超えるIT企業のCEOを務めながら、インド旅行中に佐々井秀嶺上人のもとで突然得度して資産や社会的地位、名声を捨てた小野龍光さんと、立教大学教授を退官後、都会生活を離れ総合診療医として北海道穂別でのへき地医療の道を選んだ精神科医・香山リカさんとの対談です。

 小野龍光さんは初めてでしたが、香山リカさんと言えば、現代精神病理学の視点から西田幾多郎論を展開した『善の研究――実在と自己』という本を、ずいぶん昔に読んだことがありました。名の知れたお二人が何をきっかけにギアチェンジされたのか、そのお気持ちを知りたくて、さっそく朝一番にAmazonに注文しました。
 なんと、発注したその日の夕方遅くに届きました😱。早過ぎませんか?。プレミアム会員なので送料無料ですが、そんなに急いでどこに行く??。なんとなく生きにくさを感じてしまいました。

 いずれにしても、着いたその日に読みました。ふと、「Well-being」という言葉が浮かんできました。ただいま心の中で熟成中ですので、とりあえず目次だけを記させていただきます。

プロローグ 龍光さんはなぜすべてを捨て得たのだろうか(香山リカ)
第1章 すべてを捨ててなぜ私は仏門をくぐったのか
第2章 あるがままに生きるということ
第3章 現代人をつらくしている執着や欲について
第4章 とらわれを捨てれば、けっこう楽に生きられる
第5章 森羅万象の共生を考える~人は利他を生きられるか
エピローグ 限られた時間をどう生きたいか、問い直してみる(小野龍光)


<余談>大阪名物!1枚100円の卵入りお好み焼き。

 余談をひとつ。21日、久しぶりに天王寺の一心寺にお参りに行ってきました。帰りがけにジャカランダの樹を見上げると葉が茂っていました。夏になると美しい青紫の花が咲きます。その株元で3年ほど前に拾った種から育てた我が家のジャカランダも、落葉することなく寒い冬を耐えています。
 その帰りに四天王寺の弘法市を覗いてきました。骨董店、がらくた屋、赤飯や御餅を売る店、古着屋、園芸.......。今年初めての「お初弘法」ということもあっていつになく賑わっていました。SNS効果なのかアジアだけでなく欧米のお客さんも目立ちました。この日連れて帰ったのは、紛い物のお面や額縁、お皿にグラスなど。額縁には早速先日描いたばかりの水彩画を入れてみました(笑)。
 境内では「大阪名物 玉子入り 1枚百円」のお好み焼き屋さんに長い行列ができていました。玉子やキャベツが値上がりしているご時勢なのに、ず~っと「1枚100円」で頑張っています。鶴橋の風月さんほど贅沢ではありませんが、鰹節もタレもたっぷりかかってこの値段。30分ほど並んで2枚をぺろりと平らげました。それでも200円です(笑)


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