Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

ノルゥエーキャンプ旅行ーアルタ(Alta)へ

2013-08-14 23:08:07 | 北欧キャンプ旅行 2013

 

トロムセからE6との合流地ノーシュースボトン(Nordkjosbotn)との間でディーゼルをタンク満杯にした。今までヨーロッパでガソリンやディーゼルが一番高い国は英国と信じて疑わなかったのにここノルゥエーはもっと高い。特に北方へ行けば行くほど高くなってきている。
いつでも少しでも安ければ満杯にしているが、ここからタンクいっぱいで725Kmも走ったなんて驚くではないか。このエピソードは次にまわそう。

 

E6に合流した後、アルタへ向けて北上する。シーボトン(Skibotn)は6年前にキャンプしたところで、真夜中の太陽がストアーフィヨルドの向かいの氷河山の後ろをスライドして夜じゅう見え隠れしていた。
このストアーフィヨルドの西側は1500から1800メーターも山脈が連なり、いくつもの氷河が見える。
道路はこのフィヨルドに沿った東側で天気も良かったせいで、素晴らしい景色を堪能した。

 



ここで唯一つの問題はこのフィヨルドから枝分かれしたコーフィヨルド(Kafjorden)で向いに道路も家も見えるが内陸深くいりこんだ道路を7-80Km行かねばならない。橋を架けるには広すぎ、フェリーを渡すには短すぎるのか、ここだけは6年前と変わらず,どれだけ走ってもなかなか着かない焦燥感に襲われる。このフィヨルドには3つの村と長いトンネルが2つあって、もし橋でもかけることになればいっぺんでこれらの村は過疎化してしまうのかも知れない。

 

コーフィヨルドを通り過ぎてしまうとストアーフィヨルドの向かいの氷河に肉眼でも見えるほどの黒い直線が現れ、望遠で見てもはっきりしないが、たぶん氷河に深い亀裂ができているのではないかと思われる。



途中の村からトロムセへ行くフェリーの波止場があった。さすがフィヨルドの国だ。

 


お昼の休憩にフィヨルド脇の駐車場へ立ち寄った。4台のオランダキャンパーが隊列を組んで出て行った。見れば一台に一人づつ年取った女性が運転している。男性は一人もいない。すごい女性のパワーを見せ付けられた。

ノルゥエーは6月20日くらいから学校が夏休みに入る。家族連れでレンタルキャンパーで旅をしている人たちも多い。

 

北ノルゥエーも晴天の日は暑く、太陽信仰のノルゥエー人たちは上半身裸の男性が多い。
自転車で走っている若い男性も裸だけれど、手押し車に荷物を載せて歩いている変わった男の子も居る。

 



フィヨルドには鮭の養殖場が見られるが、スーパーマーケットで生の鮭一匹を売っているのを見たことがない。

 

道路わきには時々トナカイの毛皮や角を売っている出店が現れる。彼らはこの地方の原住民サミーと呼ばれる人達でエスキモーや東洋人に似通っている。元は私たちと同じルートかもしれない。

 

道端のトナカイ注意のサインもダブルになりよく見ればメス、オスの絵になっている。
確かに道路を我が物顔で歩くトナカイがいる。車はひたすら後ろをついて行って、脇にのけてくれるまでのろのろ走っている。警笛を鳴らしたりしているのを見たことがない。

この日400km以上を8時間近くかかって夕方アルタに着いた。

コメント
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