Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

ノルゥエーキャンプ旅行ートロンハイムの北へ

2013-08-20 21:53:11 | 北欧キャンプ旅行 2013



昨日も一日エキサイティングな日でお天気に恵まれたが、夕方キャンプサイトに落着くとすぐ雨が降ってきた。この雨は一晩中降り続き、長靴無しではサイト内を歩けないほど一面水浸しになった。



出発時にはやや小ぶりになり、アンダルスネス・キャンプサイトの後ろを流れる大川にかかる歩道橋を写してみた。他に写すものがないほどありふれたそのくせ高いキャンプサイトだった。これもトロルスティンガンが近いせいでキャンパーやキャラバンが多いからに違いない。

 

 

アンダルスネスは入り組んだフィヨルドの港町でこの周辺は小さな島が連なっている。
トロンハイム(Trondheim)へ行くまでフェリーに.2回乗り海底トンネルも通り島と島をつなぐ大小の橋は数知れずだったが、トロンハイム近くまで雨雲が低くあまりよい眺めとは思えなかった。



目に付いたものにフェリー乗り場で見かけた穀物運搬トラック。初めはガソリン運搬トラックだと思っていたからよく見ればなるほど違う。



ノルゥエーのキャンプ場の違いは、常設されたキャラバンにしっかりしたバンガローが併設されていてバンガローは居間、キャラバンは寝室になっているらしい。北欧の人達は田舎に別荘を持つのが人生の目的であり、スティタスだと聞くが、たぶん別荘はもてないけれど自家用キャラバンがサイトに常設されていれば休暇はそこで過ごせるから安上がりなのだろう。

またどこのキャンプ場もたくさんバンガローが並んでいて、車で旅する人達には大変便利でホテルよりも格安になる。

 

フィヨルドは一見湖のように見えるがどんなに内陸でも外洋とつながっているため、岸辺には海草が揺らめいている。また鮭の養殖場があちこちで見られた。

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ノルゥエーキャンプ旅行ー北極圏へ

2013-08-20 11:31:35 | 北欧キャンプ旅行 2013

 



トロンハイム北50KMのラベンデル(Lavender)のキャンプサイトを出て北極圏へ向った。トロンハイムは北ノルウエーの玄関口とすればこの玄関からのメイン道路は只一本しかなくて6年前も同じ道を通ってボードー(Bodo)まで行った。

今回気を付けてみればこの道路に平行して一本の線路がボードーまで続いている。時々道路と交差したり、トンネルが2つ有ったりで電車が通っていることが判るが、電車が走っているところを見たことがない。

 

途中の道路わきの休憩所に世界で一番有名なトナカイの絵と書いてあった。良く読んでみればボーラ川(Bola)の洞穴に等身大(約180cmX133cm)のトナカイの絵が見つかった。これは紀元前4000年前の石器時代のものであろうと推定されている。

残念ながらこの洞窟はわき道へ入ってゆくもので、今日是非北極圏へ行こうと張り切っている亭主にはお願いできない。もっと北へ行けばアルタの石器時代の絵が見られる。
太古の昔、このあたりは一体暖かかったのだろうか?そんな昔に人間が住んでいたと言うのが信じられない。

 

道路わきに巨大なバッグいっぱいの薪を売っているところが多く、寒い国なればこそ、今から冬の準備をしているらしい。北極圏へ入ってからも針葉樹林が多く道路わきには伐採された松や杉の材木が山と積まれていた。

 


まだ北極圏へ着く手前で、道端にアートギャラリーを見つけ寄って見た。草葺屋根は草だけでなく木まで生えていた。ギャラリーの中では銀細工をしているひげのおじさんと店番の中年女性が居た。銀のブローチやブレスレットなどは素敵だったがとにかく高い。ノルウエーではお土産どころか絵葉書すらも買う気になれない。なんだかとても泥臭いお店兼アートギャラリーだった。

 



ラベンデルから300km7時間以上かかってやっと北極圏の建物に着いた。6年前に来た時はこの周囲がほとんど雪で本当に北極圏!!!と言う感じがしたものだが今回はほとんど雪が見当たらない。駐車場にはキャンパーがずらりと20台以上も停まっていて、彼らはここでこの夜を過ごすらしい。
最後のガスボトルを使っている私たちには野外ででフリーキャンピングは極力避けなければガスがなくなると大変困る事になる。
この北極圏を真ん中に前後50Kmにキャンプサイトはおろか普通の民家も見当たらない。
ここから長い下り坂になりやっと木に行ったキャンプサイトを見つけたのは夕方6時過ぎだった。それでも白夜だからあたりは異様に明るい。

 

このサイトに入ってすぐ蚊の大歓迎をうけ、6年前は北極圏のあの建物の周囲での蚊の歓迎会だったのにと思い出した。ここのサイトが今までで一番安く、150クローナ(17ポンドくらい)で設備もよく整っていた。ここの受付のまだ20歳にならないような若い男の子が見上げるような巨人で聞けば2メーターあるという。まだ伸びるのじゃないかと思われる。一緒に写真を写さなかったのが残念。

コメント (2)
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