ノルゥエーは上記の地図でわかるようにとにかく長い北から南まで2500KMはあるそうだ。おまけに入り組んだフィヨルドは海水が満ちた海岸だから、海岸線は計り知れないほど長い。
クリスチャンサンドのフェリー港を出たのは4時過ぎだった。まだ日は高くこの日は一日中暑い位の晴天だった。港から真っ直ぐ北のセテスダル(Setesdal)峡谷へ向かった。町を出て数キロ行くとここは憧れのノルゥエー、道の両側に湖や河が現れ写真を撮るのに忙しい。
湖も初めはフィンランドのように松や白樺の林に囲まれた平坦な木陰を映すだけのものだったが北に行くに従い山や切り立つ岩が迫ってきてフィンランドとは一味違う景色になってきた。
60Kmほど行ったところで湖に突き出た岬全部がキャンプサイトになっているホーンネス(Hornnes)で今夜は一泊することにした。まだノルゥエーの現金を持っていないからクレジットカードでよいか?と聞いて快諾。しかしノルゥエーは高いとは覚悟してきたけれどキャンプサイトはドイツやデンマークと比較にならない位い高い。
ここのサイトはWifiが只だったからそれまでのブログを更新し、二人でキャンプサイトの周囲を歩き回って写真を写した。
英国ではもう5月末に花が咲き終わってしまったライラックが今頃あちこちの庭で咲き誇っている。また石楠花も花盛りだからやはり英国よりは寒いのだろう。
名前も知らない小鳥は望遠で写してみたがこんなにきれいな羽毛を持っていた。私が近くに居ても恐れず逃げもしなかった。
このサイトで特にに目に付くのが真っ直ぐ天に向って伸びている松の木々で、日光が少ないからどんどん天に向っているのだろうかと思ってしまう。北欧の男性も2メーターくらいの大きい人が多いのも案外日光不足だったりして!!!
この日夕焼けは10時過ぎだったけれど夜中12時過ぎても空はまだ明るく、こんな南ノルゥエーでも夜は2-3時間しか暗くならないらしい。