りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

叱咤激励。

2013-02-15 | Weblog
先日、ボクが短編小説を発表している電子書籍サイト「wook」から連絡が届いた。

現時点でボクは「wook」内の自身のサイトで計10作品を発表しているのだけど、
「wook」からの知らせによると、なんでも複数の作品を一度に購入してくれた方が
いらっしゃったと。
サイトにアクセスしてログインすれば購入してくださった方の名前(もちろん
ハンドルネームだが)も分かるので、さっそくアクセスして購入者の名前を確認した
のだが、サイトの画面に表記されたその名前は、見覚えのある名前だった。

ボクは、心当たりのあるその名前の人へ、携帯からメールを送ってみた。
しばらくすると返信が着信した。
文面を読むと、やはり作品の購入者とメールを送った人は、同一人物だった。

それは中学・高校時代の友人だった。

その友人は、ボクが以前から電子書籍で作品を発表していることも知っていて
くれたようで、今回一度に数作品を購入してくれたのだった。
余談だが、ちょうど今から10年前にボクが初めて執筆した作品が地元のタウン誌に
掲載されたのだが、彼は偶然そのタウン誌を目にしたらしく、当時リアルタイムで
その拙い処女作も読んでくれた人だった。

購入からしばらく経って、友人からあらためて何通かメールが着信した。
そこに記されていた文面は、あまりにも嬉しいのと同時に、あらためて背筋を伸ばさ
なければ、と思ってしまう内容だった。

そのメールの一部を、以下に転記します。

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なんか、ショートやからサクッと読めるので眠くなるまで読みふけりました!
なかなか面白いのもあったり、ん~もう一歩言おうとしてる事が読み取りにく
かったりってのもありました。
で、今後あなたに期待したいのは、もう少し長いヤツで、もっともっと感情を
締め付けられるような切なさや、ハラハラドキドキとか、どうかなぁ?
出来たら書いてほしいなぁ!


わし、だいたい小説買う時は有名な人か、なんやら賞受賞とか帯が付いてるのを
買います。
ガンガン読みあさるほど時間がないので、後悔しないように無難に済ますのです。
買って読むって事は、一読者として芥川賞受賞作と変わらない目で見てます。
あなたの作品を読む時はあなたを作家(プロ、アマチュア問わず)として見て
ますよ!
そして古いけど、赤川次郎とかと全然引けをとらないって思います。
僕はそんな才能ないから、うらやましいです。
今後も一ファンとして応援します!

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小説にしろ、イラストにしろ、世間様に自分の作品を発表するようになって以来、いろんな
方から感想や反応をいただくようになった。
ありがたいことにその大半は好意的なもので、そういった感想や反応に接すると心の底から
嬉しく、自分の作品を肯定してくださったことに対して、理屈抜きで有り難く思う。

でもその一方で、ボクはおそろしく単純な人間なので、そういう感想や反応に接し続けていると、
いとも簡単に自分のことを“勘違い”してしまう。
そしてそれが原因となった失敗や失態を、今までボクはもう何度も何度も経験してきた。
そんなボクの元に、旧知の友人から上記のようなメールが届いたのだった。

彼は地元で会社を経営している。
メールの文章からは、同じ釜の飯を食った友人としての彼の暖かさとともに、日々世知辛い
世の中と対峙している経営者としての厳しい視点も垣間見えたような気がした。

こういうのを本当の意味での、叱咤激励というのだろう。

がんばりたいと思う。
ありがとうね、タケやん。

電子書籍「wook」
http://rikiru.wook.jp/
コメント
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