りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

彼を知り己を知れば百戦殆うからず。

2013-02-24 | Weblog
最近、本を読むのは寝る間際が多い。

だけど、布団に入って数ページもめくれば、
いつの間にか寝息を立てている状態なので、
枕元には未読の本が山になりつつある。

それでも、今、毎晩数ページずつであっても
読んでいるのが、上記写真の本。

みなさんご存知、ジャーナリスト・池上彰さんの本。
先日、子どもと図書館へ行った時に借りた。

今回借りたのは、中国編。
悠久の昔から良し悪しにつけて我が国と切っても切れない
関係の隣国ではあるが、最近の彼の国の言動には、やはり
どうしても首を傾げてしまうことが多すぎる気がする。

しかしそれよりもボクが知りたかったのは、自分が生まれる前後に
彼の国で起こった「大躍進政策」や「文化大革命」について。

もちろん以前からそれらの事は知ってはいたけど、例えば
誰かに説明できるほどの知識まではなかった。
それらに関する書籍は、他にも数多のあることは知ってはいるし、
手に取ったこともあったのだけど、自分が今まで読んだ限り、
どの本もどうにもこうにも難しくややこしい(笑)
もしかしたら、読者にややこしく思わせようと、わざとそう
書いてるんじゃないか?と疑ってしまうほど難しい(笑)

で、池上さんなのである。

最近、民放各局で池上さんの特別番組をまた頻繁に
目にすることが多いけど、やっぱりこの人の解説は
どの評論家やジャーナリストよりも本当に分かりやすい。

この「そうだったのか!」シリーズは、おそらく中学生~
高校生あたりを対象とした本なのかもしれないが、大人が
読んでもじゅうぶん「そーだったのか!」と頷くこと頷くこと(笑)

もちろん「大躍進政策」、「文化大革命」についても、
分かりやすく解説されてあった。
上記を語る時に必ず登場する四人組や紅衛兵との関係の詳細に
ついても、やっと分かった次第(^_^;)

しかし当たり前だけど、分かったと言っても、これで彼の国の
すべてが分かったわけではないわけで。

今回のこの本しても、分かりやすく解説されてあったけれど、
それでもその文章を読みながら「ここまで柔らかく噛み砕いて
説明するには、池上さんは相当な労力を要したんじゃないかなぁ?」と、
余計なことを行間から推察してしまうところも多々あった(笑)

やっぱり、彼の国はどこまでいっても、近くて遠い国なのかもしれない。
コメント (5)
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