「ど、れ、に、し、よ、う、か、な」
子どもの頃、数多のモノの中からどれかひとつ選ばなければいけない時、こんな呪文のような言葉を口にしながら選んだ。
この呪文(?)には、続きがあるのだけど、どうもそれは地域によって違うようだ。
ある地域では「ど、れ、に、し、よ、う、か、な」の後に「坊さんが屁をこいた」と続くらしい。
ワタシが暮らすこの辺りでは、ワタシが子どもの頃は「けけけの柿のタネ」と続けていた。
自分が希求するモノを指さしながら「ど、れ、に、し、よ、う、か、な」と口にした後、「け、け、け、の、か、き、の、た、ね」と続けたのである。
なぜこんな呪文めいた言葉が流布したのか、当時は考えたこともなかったが、今考えれば、なかなか決断ができない子ども時代ならではの方策だったのかもしれない。
もうひとつ、今になって思うのは、この呪文を口にしていた時は、どれを選んだとしても、有益な感覚をさほど得られないことが選ぶ前から分かっている時だったような気がする。

・・・まさか、40代半ばになって口にするとは、思わなかった(笑)
子どもの頃、数多のモノの中からどれかひとつ選ばなければいけない時、こんな呪文のような言葉を口にしながら選んだ。
この呪文(?)には、続きがあるのだけど、どうもそれは地域によって違うようだ。
ある地域では「ど、れ、に、し、よ、う、か、な」の後に「坊さんが屁をこいた」と続くらしい。
ワタシが暮らすこの辺りでは、ワタシが子どもの頃は「けけけの柿のタネ」と続けていた。
自分が希求するモノを指さしながら「ど、れ、に、し、よ、う、か、な」と口にした後、「け、け、け、の、か、き、の、た、ね」と続けたのである。
なぜこんな呪文めいた言葉が流布したのか、当時は考えたこともなかったが、今考えれば、なかなか決断ができない子ども時代ならではの方策だったのかもしれない。
もうひとつ、今になって思うのは、この呪文を口にしていた時は、どれを選んだとしても、有益な感覚をさほど得られないことが選ぶ前から分かっている時だったような気がする。

・・・まさか、40代半ばになって口にするとは、思わなかった(笑)