りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

最後の鯉のぼり。

2015-04-26 | Weblog
今日、鯉のぼりを出した。

例年ならば4月の上旬には出していたのに、今年はすっかり忘れてしまっていた。

ちょっと焦り気味の芝居を加えて息子に詫びたのだけど、息子の口から出たセリフは「どっちでもいいよ~」という、我関せずの言葉だった(笑)

12年前、息子が生まれた時に妻の両親からいただいたこの鯉のぼり。
毎年毎年この季節になるとベランダの端に出してきたのだけど、今思えば息子のために・・・というよりも、息子が生まれたワタシたち夫婦や祖父母のために出してきたような気がする。

ワタシ個人的な事を言えば、子どもの頃の端午の節句は兜の段飾りだけだった。
今思えばもちろんそれだけでも十分だったのだけど、当時のワタシは、近所の友達の家の庭で雄大に泳ぐ大きな鯉のぼりの方が、本当に羨ましかったのだった。

そういった経験があるからか、別に家族の誰かに指示される前に、桜が散った頃になると、毎年率先して能動的にワタシは鯉のぼりを出してきた。

息子は今年、12歳。
来年は、中学生だ。

12年も使ってきた鯉のぼりは、すっかり色褪せて、上部の風車も歪んでまともに廻らなくなってしまった。

実家の兜の段飾りは、ワタシの弟が中学生になって以降は飾られなくなった記憶がある。

端午の節句が幼な児の健康を願うための行事ならば、そろそろこの鯉のぼりも御役御免が近いのかも知れない。

たった1週間ほどしか泳がせてやれないけど、
どうか今年もよろしく。
コメント
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