りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

同窓会とみかん畑。

2015-11-23 | Weblog
連休最終日。

土曜の夜は小学校のプチ同窓会だった。
帰路がみんな同じ方向の方が何かと都合が良いだろうと思ったので、久しぶりに実家に泊まった。
自宅から近いので頻繁に帰ってはいるのだけど、逆に近いからか、実家に泊まるなんて、ここ10年ほどは皆無になっていた。

同窓会から実家に戻ったのは、午前2時頃。
参加した8人全員が、ワタシの実家の前までタクシーに分乗して帰宅。そこで解散。
そこから各々の実家や自分が建てた家へ帰ってゆく姿を見送った。

なんだか不思議な光景だった。

子どもの頃、毎日登下校や自転車で走っていた道を、40代半ばになった同級生達が、真夜中の誰もいない景色の中、少しずつ小さくなってゆく。
その後ろ姿を見ていたら、先日亡くなった阿藤快さんじゃないが、「なんだかなぁ」と思ってしまった。
悲しいとか楽しいとか寂しいとか嬉しいといった、そんな単純な感情とはちょっと違う、何とも上手く説明できない感情。
あえて言葉にするなら「お前ら・・・ホントに・・・バッカだなぁ」という台詞が一番近いかも知れない(笑)

帰宅してすぐに布団に入ったが、なかなか眠れなかった。
実家なのに、どうも違和感がある。
枕が違うと眠れないというのは、たぶんこういうことをいうのだろう。
布団の中で、今さらながらぼんやりと思った。

そうか、この家は俺が生まれ育った家だけど、やっぱりもう、俺の家じゃないんだな。

翌日、あまり眠れなかったまま、午前中に実家の周囲を散歩した。



散歩道のような普通の小径のすぐ側に、みかんがたわわに実っていた。
ワタシが子どもの頃にはごく普通の光景だったみかん畑は、20数年前のオレンジ自由化でこの辺りも激減してしまった。
それでも場所によっては、まだ僅かにこのように残っている様子。
周りに人もいないし、1個、拝借しようかな・・・と子ども頃と同じような気持ちが思わず湧いてきたが寸でのところで、やめた。

やっぱりもう、40代半ばなんでね(笑)

さて、明日からは「晩秋」よりも「初冬」という言い方の方が似合う気候になるとか。

がんばっていきましょう。
コメント (2)
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