りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

入院。そして、手術。

2017-01-12 | Weblog
先日、足を骨折した母。

かかりつけの外科で紹介状を書いてもらい、昨日、念のために市内の総合病院で診てもらったのだが、そのまま入院→手術することになってしまった。

問診後、レントゲン撮影をした写真を見た総合病院の先生曰く「この状態で歩くなんて、何を考えてるんだ」と・・・(ー ー;)
そのまま車椅子で病室へ運ばれたという。

ワタシには、昨日の午後の仕事中、父からその旨の電話が入った。
母がセカンドオピニオンとして総合病院へ行くことは事前にワタシも聞いていたのだが、おそらく、ちょっとした診察をされるだけだろうと高を括っていた。
だから、父からの電話をもらった時、あまりの事態の急変に思わず声を上げてしまった。

仕事を早めに切り上げ、実家へ帰り、着替えやタオルや歯ブラシや湯呑みなどをバッグに詰め込み、その足で総合病院へ。

病室へ行くと、ベッドに横たわっている母がいた。

口調、体調、極めて普通。
まぁ、病気ではなく、骨折というケガなのだから当たり前だが。

実家から持って来たモノを取り出しながら、取り留めのない話。
取り留めのない話の合間に、「迷惑かけてごめんね」を繰り返す母。
その合間に「謝らなくていいって」を繰り返すワタシ。

母も心配だが、当面の心配は、76歳の身で、突然1ヶ月近く独り暮らしになってしまう父。
料理はもちろん、掃除や洗濯など、全てが母におんぶに抱っこだったので。
これだけ長い間、母が家を空けるのは、おそらく初めてのこと。
幸い、実家と我が家は近いから、極力側にいるつもりだが、休日ならともかく、仕事をしている平日はそうもいかず。

昨日、実家で母の荷物をまとめていた時、父も一緒に手伝ってくれたのだが、言葉にはしないが、突然の事態にやっぱり動揺している様子だった。不安や淋しさからなのか、心なしかいつもより小さくなってしまったような気がする。

しかし母は、不治の病に罹ったわけじゃない。

とりあえず、ひとつひとつを整理して、家族みんなでクリアしていく。
今は、それしかない。

母の着替えをまとめていた時、2階の部屋の古いタンスを開けた。

ほとんど開かずの部屋の開かずのタンスだったのだが、このタンスの中にパジャマがあると母から聞いていた。
だが、タンスの引き出しの中にはどこにもパジャマはなく、その代わりにいくつもの卒業証書の筒と古い賞状が整然と並んでいた。



それは、ワタシと弟の小学校から高校までの卒業証書と、小学校の頃の写生大会や縄跳び大会や珠算や書道の賞状だった。
当のワタシと弟はとっくに忘れてしまい、思い出すこともなかったモノたち。
こんなところに、あったのか。
おそらく、母が取っておいたのだろう。
とっくに大人になった子供達の品を、今でも大事に残しておくなんて。
几帳面なあの人らしい。

先ほど、手術が終わった。
結果は、成功。
母も、しっかりしていた。
調子が良ければ、明日からもうリハビリに入るらしい。

早く元気になってくれよ。
コメント (2)
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