りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

思えば遠くまで来たもんだ。

2019-03-02 | Weblog


今日は、仕事で広島へ。

打ち合わせの場所の近く、ふと見上げると、西側の山の斜面に林立するオレンジ色の建物群。

ワタシが卒業した大学だ。

ワタシが在学していた頃は、単科大学だったこともあって、校舎は数えるほどしかなかった。
しかし今では学部も増えて、いわゆる総合大学になったそうで、それに比例して校舎も増えたらしい。

中には、高層マンションと見間違えるような校舎もある。
あれはいったい、何の校舎なのだろう?
いずれにしても、その風景からは、無駄な威圧感しか感じられない(笑)

ワタシがあのキャンパスを行ったり来たりしていたのは、もう、ずいぶん昔のことだ。
もっとも、大学時代の4年間で、学校へ通った時間よりも、バイト先のコンビニエンスストアで過ごした時間の方が長かったかもしれないが(笑)

卒業以来、足を踏み入れることはなかったが、それでも今から10年くらい前に、ふらっと訪れたことがあった。
夏休みの真っ只中だったこともあって、キャンパスには学生はほとんどおらず、学食の前の中庭で、ヒップホップのサークルらしき数人の学生たちがダンスの練習をしていた。
突然現れた場違いなオッサンに気づいたその学生たちは、まるで珍しい生き物でも見るような表情で、OBのワタシをキョトンと見ていたことを今でも憶えている。

打ち合わせを終え、帰る間際に、もう一度大学を見上げた。

山の斜面に林立する建物たちが、麓から眺めている中年太りの身体にくたびれたジャケットを羽織ったワタシを睥睨している。

今からちょっと寄り道すれば、すぐに行ける距離ではあるけれど。

もう、30年前か。

思えば遠くまで来たもんだ。
コメント
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