りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

いのちの日。

2020-08-06 | Weblog
昨日は、息子の誕生日だった。

誕生日といえど、17回目で、すでに父よりも立派なスネ毛が生えているような野郎の誕生日。

そうなると、夕食の料理がいつもより豪勢ということも、ゲームや恐竜図鑑のようなプレゼントもなく (本人も〝なーんも要らんよ”と)

ただそれではあまりにも可哀想ではあるので、ケーキだけは買って帰った。



デコレーションケーキではなく、ロールケーキ・・・って言うのか?

誕生日のケーキとしては、ちょっと方向性が違うかなぁ・・・思ったのだけど、食べてみたら、コレが正解だった。

美味いのなんのって😋

息子だけでなく、妻と娘にも大好評。
バカ舌&貧乏舌と虐げられてきたワタシも、やるときゃやるのだ(笑)



          ◆



今日は、8月6日。

広島県民にとっては、特別な日。

ワタシの父の従兄弟の家族は、平和公園の対岸、現在のNHK広島放送局辺りに家があったそうだ。
4人家族だったという。
しかし、75年前の8月6日以来、いまだに骨の一片も見つかっていない。

通勤途中に、8時15分を迎えた。

路肩にクルマを停め、西の空に向かって手を合わせた。



          ◆



夕方、仕事の帰りに実家に寄った。

片手に小さな花束。

今日は、母の76回目の誕生日。

上記の通り、嫁ぎ先の親戚が原爆で亡くなっており、そんな祖父母や父に遠慮していたのだろうか、ワタシが子供の頃は、母の誕生日を大々的にお祝いした記憶がない。

それどころか、母の誕生日をまともに知らなかったのではないだろうか。

だから、こうやって細やかながらもお祝いできるようになったのは、本当につい最近のような気がする。

コロナの勢いが止まらないだとか、お盆の墓参りの予定だとか、近所の仲の良いおばさんのことや・・・誕生日だからといって、交わす会話の内容はいつもと変わらず(笑)

そんな他愛もない会話を終えた帰り際、母がこう言った。

「お父さんとは4歳違いだったけど、今日で2歳違いになっちゃったねぇ」

どう返事をしていいのか一瞬分からなくなったが、

「ああ、そのままお父さんより年上になってくれ」

と言って、ワタシは実家を後にした。



          ◆



こんな感じで過ごした昨日と今日。

毎年、この2日間は、「いのち」について自分なりに考えているような気がする・・・と書くと、さすがにちょっと大仰かσ(^_^;)

しかし自身の誕生日以外で、生まれたこと、生きていることに、真摯に対峙できる時間を持てることは、ある意味、幸せなことなのかも知れない。

暑さ以外にもいろいろ厄介なこともありますが、
どうか皆様もご自愛を。

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