林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

林檎乃麗の「とほほ・・・。」な日常を綴っています。 

ブルートレイン全面廃止

2013-11-12 | 鉄道・旅行
ネットで調べ物をしていて偶然知ったのだが、
ブルートレインが今後相次いで廃止される見込みだそうだ。
来春のダイヤ改正で上野と青森を日本海経由で結ぶ寝台特急「あけぼの」、
北海道新幹線が新青森から函館まで部分開業する2015年度末には、
寝台特急「北斗星」も廃止される予定である。
記事によると経年の24系客車の老朽化や利用客の減少が理由となっている。
また、毎日jpによると「カシオペア」や「トワイライト…」も姿を消す見込みとのこと。

285系直流電車を使用した“サンライズ…”は暫く継続されるようだが、
客車を使用した寝台車はここ数年で全廃されるようだ。
これは正直云ってショックだった。
北海道新幹線の部分開業でその動向が気にはなっていたが、
やはりこれを機に廃止されることになってしまうようだ。
その大きな要因として、青函トンネルの北海道新幹線対応がネックになるようだ。
それまでのED79型は電気方式が変更になってしまうために使用できないのだ。
しかしJR貨物ではEH800型電気機関車を新造しており、
その気になれば継続は不可能ではない。
やはり夜行列車の運行ということ自体に鉄道会社が興味を失い始めているのだろう。
夜行列車には夜間に移動するというメリットのほかにも、
その空間そのものの持つ“旅情”を楽しむことが出来る。
新幹線がどんどんスピードアップして、長距離をなるべく短時間に移動することに猛進しているが、
それとは別の鉄道の魅力というものもやはりある筈だ。
勿論、鉄道会社も企業として収益性を追求することは必要ではあるが、
それとは別に国鉄時代から受け継いできた公共性や鉄道そのものの持つ魅力の伝承も、
民営化した旧国鉄の企業体であるJRの使命ではないかと思う。
「カシオペア」用のE26系客車はまだ廃車の時期ではなく、
週末のみでもいいからJR貨物に新青森-函館間の運行を委託して、継続していただきたい。
コメント
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