林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

林檎乃麗の「とほほ・・・。」な日常を綴っています。 

青春の旅立ち-烏山線と東武宇都宮線完乗の旅2.

2016-10-06 | 鉄道・旅行

 2.蓄電池電車「アキュム」の昼寝と烏山の彷徨

蓄電池電車「アキュム」はその名の通り、
バッテリーを装備して電化区間と非電化区間を直通する。
電化区間はパンタグラフから集電してモーターを回して走行、
同時にバッテリーにも充電する。
非電化区間はバッテリーの電気を消費してモーターを回して走行する。
今までにも回生ブレーキの電気をバッテリーに蓄積させ、
走行の補助に使うハイブリッド気動車は小海線などで運行されているが、
非電化区間を電車が走行するのはこの「アキュム」は画期的である。
この「アキュム」が投入されたのはJR東日本烏山線で、
烏山線は東北本線宝積寺から烏山までの20.4kmの単線非電化区間である。
しかし運用上は宇都宮から烏山まで気動車が直通していた。
ここに「アキュム」が日本で初めての蓄電池電車として投入された。
形式はEV-E301系で、EVは“Energy storage Vehicle”の略である。
宇都宮から宝積寺まではパンタグラフを上げて架線から集電して走行し、
宝積寺停車中にパンタグラフを下げてバッテリー走行に変更、
蓄電池の電気を消費しながら非電化区間を走行して終点の烏山まで行く。
烏山は単式1面1線の有人駅で、このホームには一部に架線設備があり、
定位置で停車すると2号車EV-E301の上だけに架線があり、
乗客が降りた後に運転手はパンタグラフを上げて集電する。

07:48上野駅始発の宇都宮線で1時間48分、グリーン車でゆったりと宇都宮まで行く。
乗り換え時間は27分で、その間に日光線などの車両取材する。
烏山線直通の烏山行きは10:03宇都宮に宇都宮を出発する。
通常の電車と同じようにパンタグラフからの終電でモーターを回して宝積寺まで行く。
5分の乗り換え時間で蓄電池走行に切り替え、35分をかけて烏山まで行く。

 

烏山駅のホームには運転手に分かりやすいように停車位置を示している。

 

乗客が降りた後にパンタグラフをかげて集電を開始する。

 

架線は走行することがないため固定式になっている。
ここでバッテリーに集電するために停車時間は1時間32分になる。
この時間を使って烏山から約400mの距離にある「紫園」というレストランに行く。
しかし時間が早かったのか店には電気が付いていたものの「準備中」の札がかかっていた。
蓄電池電車「アキュム」が烏山に到着したのは10:57で、
折り返して烏山を出発するのは12:29である。
早めに着いたので少し当たりを散策して開店時間を待ったが、
11:40a.m.になってもまだ開店する気配はなかった。
たぶん0:00p.m.開店なのだろうと判断し、ここでの食事は断念した。
駅まで10分前後かかるので、20分で料理が出てきて喰い終わるのはかなり厳しい。
駅まで戻って駅前通にあった喫茶店「グリンハウス」に行き、ナポリタン850円を喰う。
12:29発の蓄電池電車「アキュム」に乗り込み、宇都宮まで戻る。

コメント
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