林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

林檎乃麗の「とほほ・・・。」な日常を綴っています。 

青春の旅立ち~山陰本線完乗の旅2.

2017-10-03 | 鉄道・旅行

 2.的外れな青春-想定外の治療長期化と計画の断念

青春18きっぷは学生の長期休暇の時期に合わせ、
利用期間は春季は3月1日から4月10日、夏季は7月20日から9月10日、
そして冬季は12月10日から1月10日となる。
発売は利用期間の10日前となり、期間中に5回利用できる。
利用区間はJRグループ全区間で、快速を含む普通列車普通席である。

愛と青春の旅立ち~山陰本線完乗とKTRの旅~もこの期間に併せて実行しようと思った。
2014年に再発が確認された濾胞性リンパ腫を治療するため、
同年5月21日より会社を休職し、7月より抗がん剤治療を開始した。
当初の予定では抗がん剤治療は約3ヶ月で終了、約3ヶ月の療養を経て仕事復帰する。
順調なら2010年の年明けから仕事復帰になる筈で、
療養期間の終盤は体力を回復させるために散歩や外出を勧められる。
そこで仕事復帰の前に青春18きっぷで山陰本線とKTRの完乗に挑戦しようと思った。
しかし、実際はそんなに思うようには行かなかった。
前半の抗がん剤治療が上手くいかずに、追加の治療でも結果が出なかった。
そこで一端体力の回復を目指し、2010年1月に別の抗がん剤治療に切り替えた。
治療は順調に進み、抗がん剤の効果も認められたが、
新しい薬は効果が強い分副作用も強く、造血作用を抑制してしまう。
そのため抗がん剤治療終了後から定期的に輸血しなければならず、
それが3月くらいまで続き、実際に外出許可が出たのは4月後半になってからだった。
この時期はもう青春18きっぷの春季の利用期間も終わっており、
愛と青春の旅立ち~山陰本線完乗とKTRの旅~の企画を実行することは不可能になってしまった。

2015年7月から仕事復帰となるが、当然仕事のシフトも分からず、
この年の夏季休暇ではこの計画を実行に移すことは不可能だった。
翌年の2016年の夏季休暇でこの計画を実行に移そうと思ったが、
この年の4月に別の支店に転勤となり、夏季休暇の調整が出来ずにこの年も断念した。
そこで2017年の夏季休暇に併せていよいよ山陰本線の旅を実行に移そうと思い、
事前に綿密に計画を立てて1年前にはKTR完乗を外し、2泊3日で予定を組み直し、
新たに青春の旅立ち~山陰本線完乗2泊3日の旅とした。

1日目/水曜日は羽田空港からANA3811便で山口宇部空港に行き、
徒歩移動で草江駅まで行き、宇部線で宇部新川乗り換えで宇部、
山陽本線で新下関駅取材を絡めて幡生まで行く。
山陰本線の乗り潰しに入り、川棚温泉で瓦そばを愉しみ、小串、長門市で乗り換え、
仙崎支線を往復して益田グリーンホテルモーリスにチェックインする。
2日目/木曜日は益田から快速「アクアライナー」で浜田、西出雲で昼食を喰い、
伯耆大山、倉吉乗り換えで鳥取グリーンホテルモーリスにチェックインする。
3日目/金曜日は快速「山陰海岸ジオライナー」で餘部に行き、普通で城崎温泉まで行く。
ここから特急「きのさき16号」で京都まで出て、東海道新幹線「のぞみ238号」で東京に戻る。

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