9.快晴の予報と東海道新幹線の車窓-旅の始まり
当日が近づくにつれて、心配になるのは天気だ。
11月22日水曜日の2日前、
20日月曜日に日本気象協会tenki.jpで調べてみると、
大阪市、西宮市、京都市ともに晴れマークが並んでいて、
降水確率も0%から20%の間だった。
そして2023年11月22日水曜日、
当日は初電の04:40に乗るため、4:00a.m.前に起床して、
再度tenki.jpで天気予報を確認した。
やはり大阪市、西宮市、京都市ともに晴れマークが並んでいて、
降水確率もほとんど0%で、雨の心配は無かった。
初電の総武緩行線で秋葉原まで行き、
山手線外回りに乗り換えて東京まで行く。
中間改札から東海道新幹線構内に入り、
2階のホームに上がっていく。
06:00東京発の「のぞみ1号」は既に入線していた。
またホームには新幹線アイスクリームの自販機があった。
車内販売で人気だったスジャータの固いアイスだが、
2023年10月末の車内販売の終了により、
駅に自販機を設置すると案内されていた。
売店で駅弁を買って5号車1番E席に乗り込む。
購入した駅弁は「ひと手間かけたからあげ弁当」で、
JR東海リテイリング・プラスの商品である。
この会社は社内販売や駅弁を手がけていた、
ジェイアール東海パッセンジャーズと、
売店を手がけていた東海キヨスクが合併して誕生した。
東京駅を定刻06:00に出た「のぞみ1号」は、
2時間8分で新大阪まで行く。
東海道新幹線の旅での楽しみはやはり富士山を見ることだ。
山頂には積雪があり、旅情をかき立ててくれる。
また、岐阜羽島を出たあたりで見える謎の建物も、
密かな楽しみのひとつである。
京都に向かう途中に車窓は濃霧に覆われた。
紀伊半島があるために一部内陸部を通過するので、
こういったことは仕方が無いのかもしれない。
特に冬季は雪による遅延などが発生する。
しかし京都駅に着く前にはすっかり晴れていた。
そして予定通り、08:22に新大阪に到着した。