林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

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阪急阪神-静態保存と駅取材の旅11.

2024-09-25 | 鉄道・旅行

 11.阪神電鉄尼崎センタープール前の駅取材と保存車両

大物で駅取材と大物公園での保存SLの取材を終え、
本線下りで3つ先の尼崎センタープール前に行く。

阪神電鉄尼崎センタープール前駅は、
単式1面1線と島式2面4線の、
計3面4本の高架ホームを有する本線の駅である。
単式ホームは尼崎競艇が開催時の臨時降車専用ホームとして、
島式ホーム1番線の反対側に設置され、
1本の線路に両側にホームが設置する形になっている。
島式ホームの1番線は上り副本線、2番線は上り主本線、
3番線は下り主本線、4番線は下り副本線となっている。
優等列車が通過する時に1番線、4番線で普通列車が待避する。

尼崎センタープール前は隣接する尼崎競艇場の最寄り駅として、
1952年9月14日に臨時駅として開業した。
1963年12月10日に常設駅となった。
因みに駅名のプールとは競艇場の競走池のことを指しており、
市民プールがあるわけではない。

高架下には阪神電気鉄道運輸部教習所があり、
6011形604号車と1141形1150号車が静態保存されていた。
しかしここも鉄格子が邪魔で車両取材が出来なかった。
ここから隣の武庫川まで移動する。

ホームに行くと、5700系が停車していた。
阪神電気鉄道1899年6月12日に摂津電気鉄道として設立され、
同年7月7日に阪神電気鉄道に社名変更した。
本線は1905年4月12日に出入橋(現・廃止)から神戸の区間が開業した。
1906年12月21日には出入橋から梅田(現・大阪梅田)まで延伸した。
つまり、官設鉄道、現在の東海道本線の大阪から神戸の区間と競合する路線である。
首都圏で云うと東京横浜電鉄(現・東急東横線)と同じ発想である。
東海道本線と比べて区間内の駅数を多く、
沿線住民の利便性を打ち出して差別化しようとした。
東海道本線は現在大阪から三宮まで15駅であるが、
阪神電鉄は現在大阪梅田から神戸三宮まで31駅ある。
駅間が短くなれば、その分十分なスピードを出すためには加速性能が求められる。
そこで普通車には高加速・高減速性能を有した、
「ジェットカー」と呼ばれる車両が充当されていた。
長らく普通車は青とクリームの塗装で「青胴車」と呼ばれていた。
一方、急行用の車両は朱色とクリームの塗装で「赤胴車」と呼ばれていた。
現在はこの塗色傾向は崩れているが、
2015登場の新型車両5700系も青を基調としたデザインになっている。

コメント
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