rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

ふたご座流星群、2012年12月13~14日

2012-12-14 14:44:59 | 空・雲・星・太陽たち
すばらしいコンディションのふたご座流星観察日和だった。
12日は、高をくくって空を見上げなかったのだが、あとで見たネットなどの情報で流れ星がかなりあったと知り、残念がった。
そこで、13日はネットのでのチェックを怠りなくし、午後10時を回った頃に防寒支度を整える。
まずは、ベランダ。
雨戸を開けてベランダに出ると、いきなりオリオン座の中ほどを横切るように、スーッと星が流れるところを目撃。
そこで見ること15分間、全方向にスーッ、ツーッと星が流れていく。
もっと広い視野を確保したくて、玄関から外へ出てみると、眩く長い軌跡をもった流れ星が、またオリオン座のしたを東から西へと走り去っていくところに遭遇。
それから、東南の空にきらめきながら落ちる星を続けて見た。
急いで家の裏手にある畑へと空を見上げながら移動し、30分ほど空を見上げていた。
北の空にも、東の空にも、星は落ちていく。
かぼそくあっという間に消えるもの、これが散り際とめいいっぱい長く強く光り華々しく終わるもの、いろんな流れ星の姿があった。
あまり根を詰めて見ると風邪を引くので、未練を残しながらも家に引き上げる。
でもやっぱりあともう少しだけと、場所をベランダに変え、また20分粘っていた。
11時過ぎか、東の空にか弱い光の尾が落ちだした。
ところが、ちょっと減速した?と思った次の瞬間、パシッと七色の閃光が炸裂した。
今まで見た火球とは、感じが違う。
流れ星の進入角度が深かったのかもしれないが、軌跡をもたない弾け出たような一瞬の輝きだった。
11時20分には切り上げて、早朝4時に起きて観察するために休む。

14日、午前4時15分、またベランダから空を眺める。
空はまだ十分に暗く、オリオン座は西の空にかかっていた。
ベランダから北の空を見ることは出来ないが、星は東から西にかけてまんべんなく流れているが、さすがに出現率が下がったような気がした。
25分間で、確認できたのは6つ。
ピークといわれた14日の午前2時ごろ空を見ていた家人は、13日の午後11時あたりの方が多かったように思うといっていた。

ともあれ、今回のふたご座流星群、絶好の観察条件で、多くの流れ星を見ることが出来た。
流れ星は、いつ見ても心底感動できる。
きらめく光りの帯が美しいだけではなく、在ったものが無くなる瞬間の境界、存在の咆哮を目撃するからなのではないかと、落ちて消えゆく星の光を見ながら思ったのであった。