rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

サンタクロース狂想曲

2012-12-23 23:41:39 | つぶやき&ぼやき
サンタクロースを信じている?
大人になって、トナカイに乗り子供たちにプレゼントを配り歩くサンタクロースの存在を信じる者は、まずいまい。
では、いつ頃まで信じていたのか?
今大人になって者たちでは、せいぜい小学低学年くらいではないかと思う。
ところが、今の子供たちは12歳を過ぎてもサンタクロースを信じている子供が、少なからずいることに驚きを隠せない。
それは、親達の涙ぐましい努力の賜物だ。
子供が小さいうちは、何が欲しいか分かりやすいが、大きくなってくると要求が限定化されて察知しずらくなる。
そこで、親達は知恵を絞り、サンタクロースに手紙を書くように促すなどの手を使う。
これで得た情報を元に、子供に気付かれないようにプレゼントを買い、プレゼントを枕元に置くまで見つからないよう保管し、息を殺してそおっと置くのだ。
おかげで、子供は思春期を迎える頃までサンタクロースを心から信じるようになる。

この現象に、なんとも空恐ろしく感じてしまうのは、変人ゆえなのか?
メディアも、企業も、よってたかってクリスマス・サンタ現象を煽っているから、人々はその幻想に酔いしれるのだろうかなどと考えるのは、少数派なのだろうか?
世界中のサンタクロースが知られているところで、この騒ぎは起こっているか?

子供のうちだけ観られる夢だとしても、それは幼いうちだけにして欲しい。
生活にメリハリをつけるイベントとしてならば、まあいいとしても、本当にサンタクロースがプレゼントを持ってくると信じるさせるように努力するとか、信じてしまうなどは、いい加減にしてもらいたい。
子供においては、科学万能と言いたくはないが、あまりにも非科学的で、理知的思考の停止と危惧してしまうし、親には、何をそこまでしてファンタジーな世界に子供を置いておきたいのかと妙な過保護さに気持ち悪さを抱く。
まさか、世間がサンタクロースを祭りたてているのに、自分達だけが異論を唱えたり、参加しないのは恥ずかしいなどと思っているのだろうか?
でも、そのような現在の状態にあると、今日えらく実感したのであった。

ちなみに、我が家では、子供たちにサンタクロースがプレゼントを・・・なんていうことは一度もしたことがない。
子供のときの楽しいイベントの一つとして、ささやかなプレゼントを贈ることにしている。
夢は、簡単に見られて、簡単に与えられ叶えられるものではないと思うから。