箒の上に 11/11/2013
さてと・・・ 11/11/2013
ウォンバットなのか!? 11/11/2013
庭の落ち葉を掃いていた。
古い母屋の玄関で寝ていたねこが、いつの間にか芝の上に出てきてこちらをじっと見ている。
私が「にゃっ」と声を出さないで鳴いてみると、ねこも同じく返してきた。
”かまって欲しいのか?”
そこで、箒とちりとりを置いてしゃがみこみ、ねこを呼んでみる。
のそりのそりとそばへ来たので、いつものようにマッサージをした。
間もなく満足したのか、ねこは私から離れて近くに置いてあった箒の穂の上に上手い具合にどっかと乗って、コンパクトに丸くなる。
”どうしてそこに・・・”
箒が使えなく仕方がないので、その様子を写真に収めようとカメラを取りに行く。
望遠を使ってパシャり。
ねこはその音に気がついて、身体を起こして姿勢を変え、そして箒から移動した。
一歩二歩と足を進めるねこは、どうやら餌場のほうへ私を誘導したいらしい。
小腹が空いたのだろう、少しだけカリカリエサをお椀にだした。
当然といった面持ちでエサを食べ始めるねこに、仕方がないやと苦笑いして、掃除の続きを始めたのであった。
ねこがこちらの行動パターンを熟知して上手く導かれる私は、案外まんざらでもなく、ふっと鼻で笑って楽しい心持に慣れるのだ。