rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

太ったハト、家に闖入す

2013-11-13 23:32:34 | 生き物たち
我が家では、野バトを餌付けしている。
義父母のささやかな楽しみだ。
畑で作った落花生の、実入りの良くない撥ねた実を、壜に集めてエサにしている。
数粒まとめてピーナッツを撒くと、一度くわえた瘠せた実をほおり投げ、その中のよりいい実だけを食べる。
煎り大豆などは見向きもしなく、より栄養価の高い実を好む生き物の知恵を、我々に披露してくれたりと、ハトは我々に話題を提供するので、ただ飯ぐらいではないようだ。
こうして餌を与えるようになって1年以上になるのか、ずっと同じハトではないようだが、ずいぶん慣れて、エサが欲しいときだけでなくても庭をチョコチョコ歩き回っている。
ねこも賢くわきまえたもので、このハトにちょっかいを出すことはない。

今日もハトは庭を歩き回っていた。
エサをもらっても、なお歩き続けていた。
私は、北海道の親戚から届いた贈り物のお礼の電話をかけているとき、階下で子供たちの騒ぎ声が聞こえてきた。
すると、中くらいの人が階段を上がってきて、家の中にハトが入り込んでいると私に告げる。
ドアを開けてみてみると、吹き抜けの階段の窓のところに、ハトがバタバタ焦って羽ばたいているではないか。
今までに、スズメやツバメなども入ってきたことがあるのでそこは慌てずに、大きなビニール袋を使ってハトを優しく捕まえ、外に逃がしてやった。
どうやら義母が家の中に入るとき、後ろについて家の中まで上がり込んだはいいものの、子供の声に驚いて出口を見失ったということらしい。
それにしても、このハトは、鳥のわりにはしっかりとした持ち応えがあった。
見た目はもちろんのこと丸々としていたけれど、こうも太っていたとは驚きだ。
やはりピーナッツのおかげか。
さすがにそのあと庭を歩いてはいなかったけれど、明日にはいつもどおりの光景が見られるだろう。
こうしてブログにネタを提供してくれたから、私もハトにーナッツをあげるとするかな。